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作家
市川拓司
出版社
小学館
発売日
2017-07-12
ISBN
9784093864718
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MM / 感想・レビュー

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ウッディ

「ハリウッドの脚本家になりたい」そんな密かな夢を持つ目立たない「ぼく・ジロ」は、同じクラスの美少女「モモ」に、自分の伝記を書いて欲しいと頼まれる。クラスの中心にいるモモと自分は、違う世界の人間と思っていたジロだったが、自伝のためのインタビューで彼女と話すうち、本当の彼女の姿を知り、恋に落ちる。古い映画や洋楽のエピソードをスパイスにして、2人の恋のすれ違いと仲直り、町中を巻き込む企みに、どうなるんだろうとワクワクしながら、引き込まれました。懐かしさと羨ましい気持ちで、心地よい読後感。とっても面白かった。

2017/11/12

美登利

もう出版されてかなり経つのに知らなかった。前から市川さんは中高生の物語を書くのがお得意だと思っていましたが、今回はなんだろう。流行りのライトノベル風な感じがしてしまい、あまりのめり込めなかったです。子供たちの大人びた口調と古い洋画タイトル、主題歌などがたくさん出てくるので年齢の割には洋画を知らない私には馴染めなかったのかも。おばさんにはかなりむずむずするシーン満載。人口の少ない街に大きな工場がある設定は我が街と似通ってるので、そこは現実的な印象でした。読み終えてからまえがきを読むとなるほど!と思います。

2018/06/03

紫 綺

青いね〜、青林檎のようなライトグリーンだね〜♪これが青春ってヤツなんだな。アッという間に人を好きになり、アッという間に恋に落ちる。成就するか撃沈するかは関係なく、恋に理想に正義に、真っ直ぐに突っ走る。そんな時代もあったね、というラブストーリー。

2018/03/06

あおでん@やさどく管理人

まさしく、市川さんにしか描けない作品。ひと昔前の洋画の話がたくさん出てくるのも(ほとんど知らないが)、オスザルの例えが出てくるのも…。最後の方で、どうしてこのような世界になってしまったのか、モモが語るシーンが印象に残っている。

2017/07/24

おかだ

市川拓司さん、結構好きだけど。う~ん、これはちょっと苦手だったかも。辛口になるかもしれないから先に謝っとく、ごめんちゃい。登場人物、中3なんだけど…なんかすんごい鼻につく感じ。映画のウンチクがもう完全に40代のオッサンのそれ。14歳の女子の好きな映画が『ベティー・ブルー』やったらおばちゃんちょっと心配するわ。そんで君らなんでそんな外国小説の翻訳みたいな話し方なん…。でも洋画のクライマックスみたいな展開になったから、これはこれでマッチしてて良かったのかな。後半の怒涛の展開はほんと、映画みたいでワクワクした。

2020/07/25

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