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蒼のファンファーレ

蒼のファンファーレ

蒼のファンファーレ

作家
古内一絵
出版社
小学館
発売日
2017-06-29
ISBN
9784093864725
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蒼のファンファーレ / 感想・レビュー

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しんたろー

まず、前作からの登場人物が活き活きしているのが嬉しい。そして、本作のゲスト的な存在・冴香、ワン、愛子も適材適所でイイ味を出している。話の展開も人間ドラマを絡めつつ快調に進んで、名馬のレース展開のように「先よし、中良し、仕舞い良し」で安定感ある運びで楽しめる。前作の感想にも書いたが、キャラもストーリーも定型通りに書かれているので、予定調和を嫌う人には向かないだろうが、爽やかな読後感を求める人には打って付け!次作は「ドバイで惨敗して人馬共に傷つくが、再起して有馬記念へ」という線でお願いします!(恋の行方も❤)

2017/09/29

nobby

これは間違いなく爽快でドキドキして感動して駆け抜ける一冊。いろんな人馬達が様々な障壁や因縁を分かりやすく乗り越えるのに一喜一憂繰り返す度にジワリと目には涙が滲む…最後に迎えるクライマックスは手に汗握りながら、とにかく先が目に入らないように目線を右にひたすら集中しつつ思わず釣られて「うわぁああああああっ!!」と咆哮!競馬について血統や戦法など知識あって見ていただけの自分にとって、こんなにも泥臭くも熱い想いが勝負に込められているのを読むのは衝撃だった。個人的に気になるのはドバイよりラブちゃんの1勝だけど(笑)

2019/05/09

🐾Yoko Omoto🐾

地方競馬の女性ジョッキーとして日々奮闘する瑞穂の新たな挑戦と、瑞穂を取り巻く厩舎メンバーや所属馬、そして他騎手たちそれぞれの、葛藤から現状打破へ向けての戦いの日々を熱く描いたシリーズ2作目。人間の横暴や裏切りに過度に敏感なフィッシュアイズと、騎手や他馬を馬鹿にするプライド高き良血馬ティエレン。二頭の馬が巻き起こす波乱にハラハラし、女性騎手たちの苦悩の現実に憤り、大きな夢に向かい人馬一体となっていく展開に盛り上がりながら、ラストの大一番からレース後にかけてはググッと感涙。チラつくロマンスにも次作切望の良作。

2017/08/15

けんとまん1007

馬と人との関係。お互いに意志や思い・感情があり、体調もある中で、まさしく、どうやって人馬一体となることができるのか?馬は、優しく、力強く、賢いという印象を持っているが、うなづけるように思った。もちろん、勝者の周りには、数多くの敗れたものたちもいる。それでも、思いを持ちながら・・・だからこそ、次につながる。

2017/09/15

yanae

古内さん新作と思って飛びついたら、シリーズの2作目でした。舞台は地方競馬。女性ジョッキーとして奮闘する主人公瑞穂。競馬の世界は女性蔑視が根強く残る。その中で青い目をもつフィッシュアイズ(魚目)とトップを目指すお話。前作を読んでいなくても十分楽しめた。前作はもっと女性だからっていじめられたのかしら?今作は主人公以外にも女性ジョッキーが活躍。さらに謎の風水師ワン氏が出てきたり、なんだかドラマ的な展開も。瑞穂もだけど、誠の成長もすごかったな。そちらの方が感動大きかった。古内さんの優しいお話でした。

2017/08/05

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