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下町ロケット ゴースト

下町ロケット ゴースト

下町ロケット ゴースト

作家
池井戸潤
出版社
小学館
発売日
2018-07-20
ISBN
9784093865159
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下町ロケット ゴースト / 感想・レビュー

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W-G

単体でも面白いが、最終的な評価は、秋に刊行される『下町ロケットヤタガラス』次第で、上がりも下がりもするだろう。一作目のような、一難去ってまた一難と、困難が畳み掛けてくる展開にはならず、問題への対処も、工夫や技術力で切り抜けるわけではないので、グッとくるアツさはない。特に、特許に関する訴訟のくだりは、完全に幸運を拾っただけだったりする。ただ、次作への伏線が多く、そちらで一気に盛り上げる可能性もある。それにしても、ライトノベルスを軽々と凌駕する読みやすさには、ただただ感心してしまう。

2018/07/21

starbro

池井戸潤は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。下町ロケットシリーズは読み続けて3作目、水戸黄門的ですが、気持ちの良いワンパータンです。本作では完結せず、今秋発売の第四弾『ヤタガラス』へ続きます。次作が読めるのは、2か月後でしょうか?

2018/08/27

ウッディ

ロケットエンジンのバルブ、人工心臓弁に続き、今回はトランスミッション。佃製作所の挑戦は更に続きます。ドラマが先行していたためか、安心してストーリーを追いかけられた反面、ドキドキ感は少なかった印象で、先に小説を読んでいたらという悔いが残りました。善玉と悪玉が明快で、理不尽な目にあった善が悪に一矢報いる池井戸小説の面白さは健在だが、ゴーストではラスボスは登場せず、中途半端なところで終わった感じでした。とは言え、安定の面白さで、登場人物もドラマのキャストに脳内変換され、サクサク読めて、元気をもらえる一冊でした。

2019/01/07

Yunemo

基本的に、損得以前に道義的に正しいかが重要、合法的だがモラルなし、法律だけ守ってればいい、この相対する考え方が佃社長のベース。ここに共感して読み進む、だからこその納得感。それなのに後半での中途半端感にスッキリせずに。宇宙から農業へ、いや宇宙と農業を並行的に、そんな描き方に心惹かれながら読み進め。でも何となく違和感が残ったままに。それぞれの登場人物の今後の行方、殿村氏、財前氏、島津氏、そして佃社長の次への一手はどのように、期待感が高まります。代々続く農業の未来、問題提起としての本作と理解して次作を待ちます。

2018/07/22

サム・ミイラ

ドラマを観ていなかったのでまっさらな気持ちで読めました。グーグルでキャストは確認しながらでしたが。今回も流れ的にはいつものパターンでしたが、文体が変わったというかレベルが一段上がったような印象。トランスミッションについても何が何やらでしたがそのぶんリアリティが増してシリーズ中一番面白かった。今回主に苦しむのは佃社長ではなくギアゴーストの伊丹社長。その辺りも関係しているようです。もう後編のヤタガラスを読みたくてたまらない。さすがに上手い池井戸先生。こりゃみんな買うでしょ?にしても陸王にも似てるな(笑)

2018/12/15

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