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口福のレシピ

口福のレシピ

口福のレシピ

作家
原田ひ香
出版社
小学館
発売日
2020-08-21
ISBN
9784093865869
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口福のレシピ / 感想・レビュー

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starbro

原田 ひ香は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、レシピ歴史家族小説の佳作でした。料理上手の女性と暮らしてみたい。毎日美味しい料理を食べられるのは、幸福なんでしょうね。 https://www.shosetsu-maru.com/node/2013

2020/09/10

いつでも母さん

心をほぐす”家庭料理”小説とある。どれもこれも私の摂食中枢を刺激する。料理研究家・留希子と実家・老舗料理学校を経営する母と威厳ある祖母の確執が縦糸で、昭和2年に遡り『山田しずえ』と言う女性の生涯が緯糸の時代を超えた女性たちの物語。ラストに心熱くなる原田ひ香さんお見事。何気なく食してきた料理は古から連綿と、またその時々で人々の口に合うように変化して今日まで伝わっているのだなぁと、あらためて感じ満たされた思いで読了した。

2020/09/11

のぶ

原田ひ香さんの本は数冊しか読んでいないが、いずれも料理をテーマにしたもの。物語は二つの部分からできている。令和の時代にフリーのSE兼料理研究家として働く品川留希子はSNSでの発信をきっかけに雑誌からも仕事の依頼が来るようになり、料理研究家としての認知度を上げていた。一方、昭和の初めに品川料理教習所に女中奉公に来ていたしずえは料理と格闘していた。SNSで反響を広げていく留希子の気持ちはよく伝わります。楽しいでしょう。しずえの健気さも応援したくなります。二つの話が出会った時、なんとも温かいものが伝わってきた。

2020/09/17

mint☆

SEとして働きながら料理研究家としてSNSにレシピを投稿している留希子。昭和初期、女中奉公をしていたしずえのパートが交互に語られる。そしてポークジンジャーのレシピを巡り過去と現在が繋がっていく。原田さんらしく美味しそうな料理が並ぶ。夜中に読んだらダメなやつ。食の話だけではなく昔の日本の事情も興味深い。温かいお話しなんだけど切ない。とても切ない。「口福のレシピ」いいタイトルだ。

2020/09/25

とん大西

ポークジンジャーと豚肉の生姜焼き。今と昭和初期を行き交い綴られる料理と食への思い。留希子のつくるタケノコの天ぷらもしずえの味噌汁も目の前に並んだかのような臨場感は「ランチ酒」のそれ。穏やかに淡々と、でもひたむきな彼女たちの思いは旬の女優が演じる(留希子としずえは一人二役で)2時間ドラマを観ているような読み味でした。何もかも大団円でなく憂いを少し残して…。最後のしんみりもきらいじゃないです。

2021/01/25

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