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処方箋のないクリニック

処方箋のないクリニック

処方箋のないクリニック

作家
仙川環
出版社
小学館
発売日
2020-12-15
ISBN
9784093866019
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処方箋のないクリニック / 感想・レビュー

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いつでも母さん

ハーフパンツの倫太郎ドクター!こんなドクターと明るく元気なナースがいる『総合内科』は嬉しい。青島総合病院内にあっても不思議はない気がするが…まぁ個性的過ぎて反感は買うだろうと想像に難くないが、患者さんにとってはありがたいよね。連作6話。正直言ってどうにもちょっと物足りないと感じてしまった。ハーフパンツの意味は肩書や既存の枠や柵からの解放なのだろう。患者は色々、ドクターや病院も色々だが、僻地に住む私にとっては簡単に病院やドクターを選べない現実がある。かかりつけのクリニックのある有難さよ。

2021/02/18

よつば

「もみじドライバー」「サプリ教信者」「総合内科本日開院」「理想のパートナー」「血圧陰謀論」「奇跡のメソッド」6話収録の連作短編集。青島総合病院の病棟北側に佇むオンボロ平屋。そこで診察する医師・青島倫太郎が、病気でこじれた人間関係にメスを入れ解決して行くお医者さん小説。1話目のライトさにリタイアしそうになったが読み進むに連れ面白くなって行った。今や大病院は3分診療が当たり前。倫太郎の様にきちんと話を聞いてくれる医者の存在は患者にとってどんなに嬉しいことか。嫌な登場人物に辟易するが倫太郎の誠実さに心が温まる。

2021/01/05

みかん🍊

総合病院の片隅に置かれた総合内科、実は先代院長の長男でありエリート医師である倫太朗が医療よろず相談所を開設していた、緑内障、高血圧、関節症、アトピーと問題を抱えていながら医療に疑問を抱き信用できない、家族の言う事を素直に聞けない、そんな人々や人間関係を解きほぐし相談に乗っていく名医である、今や時間に追われ患者とじっくり向き合い話を聞いてくれる医者が少ない、倫太朗の様な医者がいてくれたら救われる人も多いだろう、彼の言う通り大病院こそ、そういう場所が必要だ。

2021/01/25

itico

その総合内科の場所は、大病院の立派な建物から少し離れた廃屋のような洋館。医療相談に特化したちょっと変わった診療科。担当医師の倫太郎と看護師のミカの活躍で、患者を救う短編集。大病院は予約制にも拘わらず1~2時間待たされ、診察は5分などと言うのはざらで、こまごま、長々と質問するのは憚られる雰囲気だ。その点、倫太郎の診療は微に入り細に入り、思いのたけを告げることができる。そして意表を突くような行動と見事な手際は、驚きと爽快感がある。儲かりそうにはないけれど、確かに救われる人はいるだろうな。

2021/03/13

ぶんこ

青島総合病院は、病院経営にやりての弟が理事長兼院長の病院ですが、兄の倫太郎は元大学病院准教授、アメリカで臨床研究で国際内科学会の賞をとり、学会の理事でもあるエリート。そんな倫太郎ですが、3分診療に疑問を持ち、医療のなんでも相談窓口としての総合内科の重要性を説く。しかし理解を得られず、患者も滅多に来ない。少しずつ患者が患者を呼ぶようにはなってきています。弟が騒動に巻き込まれ、豊富な知識と人脈で助けるのですが、繁盛しているようでも、余裕がないという最後の言葉に絶句。日本の病院は、このままでいいのか不安。

2021/04/14

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