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ゴードン・スミスのニッポン仰天日記

ゴードン・スミスのニッポン仰天日記

ゴードン・スミスのニッポン仰天日記

作家
リチャード・ゴードン スミス
Richard Gordon Smith
荒俣宏
大橋 悦子
出版社
小学館
発売日
1993-05-01
ISBN
9784093870481
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ゴードン・スミスのニッポン仰天日記 / 感想・レビュー

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ホークス

大きく重い本。英国の富豪スミス氏による明治後期の日本日記(抄)。特にモラリストではない当時の40男らしく差別的発言もあるが、外道ではなく好奇心に溢れている。スズムシ売りに魅了されて屋台ごと買ったり、妖怪の話や根付細工に熱中したりして、結局は日本が気に入ってしまう。多数の絵葉書や写真の他、日本の絵描きに描かせた彩色画も楽しい。出版に尽力した荒俣宏氏に感謝。欧米の日本人観は「清潔で趣味が良い。但し独創性は欠如」で古今共通する。概ね同感。私は空気が苦手なので、空気より自分がどうしたいか考える人が増えて欲しい。

2023/02/13

shamrock

明治期に日本に滞在したイギリス紳士の日記。日記なだけに、その時々の感情を結構明け透けに書いてあるのが共感できた。深夜になっても酒のんで騒いでるやつらに呪いの言葉を吐く(伝えはしない)ところなど自分のようだ。博物史上の彼の業績をしりたいところだ

2018/10/08

Hiroki Nishizumi

とても興味深いと思う一方で、なんとも羨ましい生活を送ることができたものだ、と感じる。

2019/11/07

志村真幸

 ゴードン・スミスはイギリスの博物学者、狩猟家。明治期に長く日本に滞在し、生物標本・文物を収集したことで知られる。  本書は、ゴードン・スミスの日記から日本に関する部分を抜粋した邦訳。大英博物館へ送るための魚、哺乳類、鳥類などを集めており、網を仕掛けたり、銃猟に精を出したりと忙しい。  彼の日記の特徴は、雇った日本人絵師に描かせた絵がたくさん入り、写真も多数が貼りこまれ、そのほかの紙ものもいろいろ貼付されているところ。色鮮やかに明治の日本を伝えてくれる。  博物学好きなら一読の必要がある。

2022/02/04

みこれっと

昔の日本人の素のままが垣間見れて面白い。やっぱり活き造りはかなり残酷に見えたんだね(笑)ところてんのこと、美味しいゼリーと表現していたり、感受性豊か!自分はイギリス人のままどっぷりと日本をおおいに楽しみ味わい尽くしたんだなあと思う。好奇心旺盛ってこういうことなんだね。

2020/10/02

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