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原発はなぜ日本にふさわしくないのか

原発はなぜ日本にふさわしくないのか

原発はなぜ日本にふさわしくないのか

作家
竹田恒泰
出版社
小学館
発売日
2011-06-14
ISBN
9784093881920
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原発はなぜ日本にふさわしくないのか / 感想・レビュー

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タックン

関東では放送していない「たかじんの~委員会」のパネラーの一人です。わかりやすいし、しかも、話しの軸を外さない物言いに共感し、著書も多数書いてらしゃると知り、読み漁っている原発の関連の本から読ませていただきました。この本は、他の原発関連の大事な所ははずさず、書いてあるのですが、一番違うのは、日本人の価値観とはかけ離れたものである。「日本人が大事にしていかないといけないもの」を原発を追いかけることによって、失うことになるかも知れないという論点から書かれていることでした。原発の本で一番納得させられた本です。

2013/09/17

Nobuchika Hotta

今回の大震災は日本人全体を目覚めさせた。被災者の規律ある行動、自衛隊・警察・消防を始め災害復旧にあたる方々の勇気ある無私の活動は、若者をボランティアに向かわせ、世界中から同情と称賛を得た。そして福島原発の爆発事故は大問題を露呈させた。原発の運転には作業員の被爆が避けられず、命の犠牲を前提としている。高レベル放射性廃棄物は1万年以上、地下水と隔離した状態で保管しなければならない。以上2点は致命的な欠陥だ。食足らずとも礼節を知る道義国家として、原発に依存しない社会を構築し、世界に向け発信する必要がある。

2011/11/26

そうたそ

★★★☆☆ 個人的には脱原発でも原発推進でもなく至って中立的な立場にいるという自覚があるのだが、本書はいわゆる一般的な脱原発派とは少し違ったベクトルで脱原発を論じている本だ。何かと左翼=脱原発、保守=原発推進というイメージで語られがちであるが、著者はそれは違うという。というのも、著者自身は保守でありながらも、脱原発を唱えている。全体的に説得力のある文章で、原発とはなんぞや?から入る人たちにもわかりやすい説明が為されている。これを読み、興味を持ったなら原発推進派の人が書いた原発本も読んでみると尚良い。

2013/07/02

壱萬弐仟縁

若者には公を大切にする感覚がない(23ページ)。新自由主義に毒された教育を受けてきた結果ではないか。利己的拝金主義が蔓延しているからだ。「とても非常識な外観で、とても常識的なことを述べた」(29ページ)とは、人は見た目が9割ではないことを立証している。3.11で疎遠だった家族と融和する契機となったようだ。著者は野宿生活者の世話をし、対話をし、被ばくの実態を伝えている。ここには弱者からのまなざし、愛に溢れている。そして、ハリスが来日して最底辺の日本人でも生き甲斐をもって笑顔で振る舞った史実を重くみて脱原発。

2012/12/05

ねええちゃんvol.2

★★★★★ 旧皇族の著者の本:正直一瞬引いたが、文章がきれいで読みやすくとてもわかりやすかった。※原発の安全は労働者の死に支えられている。野宿者を集めて放射性物質の除染(雑巾拭き)をさせている。※フランスの原子力学者が積極的に二酸化炭素による地球温暖化を唱えた。政治的な意図あり? ※ラジウム温泉と癌との関係を研究した研究者は左遷された。 ※湾岸戦争で使用された劣化ウラン弾による放射能汚染により、12年後小児癌が10倍以上、奇形児出生率6%。 ※本当に安全なものには安置はついていない。 

2011/11/22

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