がんに生きる
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「がんに生きる」のおすすめレビュー
がん告知。その先の人生を幸せに送るために、今考えておきたいこと
『がんに生きる』(なかにし 礼/小学館)
いまや、がんは不治の病ではなくなったといわれる。とはいえ、死を想起せずにはいられない病だ。がん告知に向き合わねばならない局面は、いつ誰におとずれてもおかしくない。筆者もがんに侵された友人をもち、彼が身をもって教えてくれている何かを学びとりたいと思い、本書『がんに生きる』(なかにし 礼/小学館)を手に取った。もし自分が病と闘う立場になったら、どう反応しどう行動するのだろうか?
悶々としていた心に、著者のなかにし礼氏は天啓を与えてくれた。治癒を果たした著者は、がんは治る病気だと語り、同時に、人生を輝かせ悔いのないように生きるきっかけとして捉えるべきだとポジティブに受け止めている。治癒に至る過程は壮絶で、私たちの想像を超えたものである。だが、単なる治療体験や闘病記というわけではない。筆者が本書から学び取ったポイントをいくつか紹介したい。
■病と闘う戦略は、医師や病院ではなく「自分のため」のもの
がんと闘う“戦略”は誰のものか、についてまず考える必要がある。著者は、医療との関わりあい方を「善き人ではなく、正直な…
2019/1/21
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がんに生きる / 感想・レビュー
メタボン
☆☆☆★ がんの体験記よりも、満州からの引き揚げについて話している章が衝撃的だった。何と言っても陽子線治療に興味をいだいた。実際、北大病院で陽子線装置を見せていただいたことがあるが、想像していたよりも大掛かりな装置だった。医療技術もここまで来たか、と感動した。
2019/07/12
kanki
満州引き揚げの残酷さ。がんを通して「目覚め」「禅、己を知る」、使命に生きる。
2023/04/19
わらわら
「生きる力」「闘う力」と読んで彼の考え方、病気の向かう姿勢が好きである。人間いつかは何かで死ぬ。死ぬ要因を選ぶことはできない。第一章「がんで死にたい」うんと頷けた。彼が選んだ病院が「国立がん研究センター東病院」死と闘うには人間性のある医師が必要である。彼の作詞した曲について書かれている「恋のハレルヤ」単純に恋の歌と思って歌っていた。違った…。「赤い月」で満州からの引き上げは読んだ記憶があるが…今一度、なかにし礼氏の本を読んでみようと思う。
2019/03/25
Hideichi Sekiya
2度のがん体験を乗り切った著者、人生を達観した感があり
2019/01/24
忽那惟次郎8世
実は私もガンサバイバーです 肺癌の手術で入院した時に病院の喫茶室にあったので読んだ 自分が実際にがんに罹患し 術前の不安な気持ちや、自分ががんとどう立ち向かっていくのか、全くシンクロナイズして読むことが出来た。「がんはある意味で情緒を持つ病気であり、なおかつかかった人を成長させてくれる性格を持っている」この一節を読んだ時に この本が神様が私にくれたと思ったほどだ。 手術前の数日貪るようにして読んだ。それ以降 なかにし礼作詞の歌謡曲も聞くようになった。 また、満州引き揚げの自叙伝の部分も素晴らしい内容
2019/10/01
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