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家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった

家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった

家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった

作家
岸田奈美
出版社
小学館
発売日
2020-09-23
ISBN
9784093887786
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「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」のおすすめレビュー

車いすユーザーの母、知的障害のある弟、急逝した父――SNSで思わずシェアしてしまった、笑いと涙の“あのエッセイ”が刊行

『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(岸田奈美/小学館)

 仕事が大変、育児が大変、介護が大変、家計が大変…。人生とは“大変”の一里塚で構成されているものなのかもしれない。ツイッターに流れてくる誰かの“大変”に触れては、“あー、これ、つらいよなぁ”と共感してみたり、“私の方が全然大変じゃん!”と毒づいたり、落ち込んでみたり。コロナ禍でみんな揃って巣ごもりしていたときは、その“大変”合戦がヒートアップしていたように思う。そんななか、ツイッターのなかを流れてきたブログサービス「note」のエッセイに思わず引きこまれ、シェアしてしまった人も多かったのではないだろうか。

“赤べこ”“ブラジャー”、そしてタイトルともなった“家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった”というワードに、“あ、あのときの!”と、もう1度会いたかった人と偶然、再会したみたいにうれしくなってしまう人も多いのではないだろうか。あのエッセイが、『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(小学館)として、ついに1冊の本になった。

 車いすユーザーの母、知的…

2020/10/1

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家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった / 感想・レビュー

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R

いいエッセー集だった。結構ハードな背景を持った著者だと思うのだけども、そうだからこそバイタリティにあふれて、それを吹っ飛ばしているかのようなステキさが清清しい。基本的に笑い話なんだけども、しんみりいい話が根底に流れているようでとても優しい気持ちで、ふへへと笑える。障害と優しさといった底流を感じるけども、それはそれとして、ホットコーヒーを真夏に売った話と、ブラジャーを新調した体験記は、おなか抱えて笑える内容だった。素晴らしい。

2021/02/15

nyaoko

Twitterで、車に乗り込み、ぐわし!と車椅子を掴んで車内に持ち入れる逞しい女性を知った。それは娘さんの投稿だった。そこから印税でボルボを買い、改造し、お母さんにプレゼントしたと言う記事を読み、この人の本が読んでみたいとずっと思っていた。とてつもない苦労があったのに、途方に暮れる程の悲しみがあったのに、2倍3倍の笑いに替えてる岸田さん。可笑しくて面白くて何度も吹き出して笑った。幡野さんが撮った家族写真に泣きそうになったし、ノンブル文字の種明かしにもウルっと来た。他のエッセイも読みたい。

2021/05/02

ホッパー

エッセイ。ダウン症の弟、車椅子の母、亡き父。重い話もありながら、全体を通して家族への愛情深さがヒシヒシと伝わってくる。それが面白い文章で書かれていて絶妙。あと表紙のイラストがすごく好き。

2021/06/27

りょう

亡くなったお父様、ご病気で車椅子生活の障碍者となったお母様、ダウン症の弟くんとの家族物語を綴ったエッセイ。著者の奈美さんが放つとんでもないエネルギーと不屈のポジティブシンキングなエピソードに何度も笑わされ、家族への深い愛情に共感し頷く。そして彼女持ち前のバカ明るさ(←褒め言葉)や豊かな感受性は、哀しみや傷を背負いながらもそれを全身で受け止め、自らの価値(バリュー)へと変えていった果てに得たものであることに気付かされるのです。これからも奈美さん、ひろ実ママ、良太君に幸あらんことを願わずにいられません。

2021/06/11

ミッチ

シッチャカメッチャカな方のまともなエッセイでした。私と同じ症状の箇所が随所に出てくる。「興味の移り変わりの激しさが3歳時のそれなので、対話でもプレゼンでも、話している最中に、思ったことや目についたことを、突拍子もなく話してしまう」など会話が突然にあっちこっち飛んでしまう。これは我が家族にも常日頃指摘されていること。そんな具合だから我が事のようにこのエッセイを読んだ。

2021/03/12

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