読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

逝ってしまった君へ

逝ってしまった君へ

逝ってしまった君へ

作家
あさのますみ
出版社
小学館
発売日
2021-06-30
ISBN
9784093888172
amazonで購入する Kindle版を購入する

逝ってしまった君へ / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

メタボン

☆☆☆☆ 亡くなった元恋人で友人である彼に対して書く長い手紙。彼に対して問いかける形を取りながら、喪失感をどう紛らせばよいか自分に対しても問い続けている。人が亡くなったことで久しぶりに会う人がいる。不敬ではあるがその時の親和感が私は好きだ。けれども、私は今を慌ただしく過ごしている。あとがきで、諏訪湖にお墓参りに行くエピソードにじんと来た。もういなくなってしまった人のことをゆるゆると思い出す時間も時には必要だと思うし、そのような時間こそかけがえのないものだと思った。「そうか、もう君はいないのか」。

2022/06/22

ちびあんすも

他人のラブレターを盗み見ているような、気恥ずかしさを感じた。最初ネットで発表していたものを加筆・修正して書籍にしたもの。これは内容があまりに私的なので、ネットだけでよかったのでは?というのが正直な感想です。遺品整理などは読者向けですが、鬱に関することも、症状・対応はそれぞれなので鵜呑みにするのが怖い。鬱の症状を相談することすらできない人もいる。

2021/09/13

ひなこ

自分は、鬱をほぼ寛解している身なので、彼の立場で手紙を読む部分もあった。遺されたほうはこんな気持ちになるのかと、そんなふうに読んだ。読んでから、考えれば考えるほど色々な思いばかりが頭を巡って結論が出ない。遺された人はすべて抱えて未来に進むしかないのだな。

2021/12/18

むら

失敗したら、傾向と対策を考えてやり直せばいい。チャレンジしろと人は言う。でも、立ち向かう必要はない逃げてもいいという選択肢をつくらないと取り返しの出来ない失敗は起こってしまうものだ。

2022/06/09

The pen is mightier than the sword

かつては恋人であった友人が自らの意志で亡くなった。性格は前向きで友人は多く、周囲の人皆が驚き悲しんだ。彼の家族との関わり、告別式、そして遺品整理という出来事の中で彼の痕跡を辿るうちに、彼の心の闘いを理解する。不安や不眠と闘いの様子などが彼の遺品にあるメモから読み取れる。鬱に打ち克とうとする前向きな姿勢を読むと、それでも克服できない鬱の暴力的なものに理不尽さを感じる。他人の苦しみは所詮分からないものであることを思い知らされる。さまざまな苦しみを知ること、人を分かろうとする気持ちが大切であると実感した。460

2021/10/23

感想・レビューをもっと見る