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ミカドの肖像(小学館文庫)

ミカドの肖像(小学館文庫)

ミカドの肖像(小学館文庫)

作家
猪瀬直樹
出版社
小学館
発売日
2005-03-08
ISBN
9784094023121
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あらすじ

20年前に著者が予見した西武・堤義明氏の蹉跌!

第18回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。
昭和末日本を騒然とさせた、あの名著がいま甦る。天皇と日本人、伝統とモダン。近代天皇制に織り込まれた記号を、世界を一周する取材で丹念に読み解いた、渾身の力作。プリンスホテルはなぜ旧皇族の土地を次々と取得し、一大グループをつくり上げることが出来たのか。その謎と西武王国・堤家支配の仕組みも解明。なぜ、いま、コクド(旧・国土計画)による西武鉄道支配が問題になってきたのかが手に取るようにわかる。

ミカドの肖像(小学館文庫) / 感想・レビュー

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遥かなる想い

第18回(1987年)大宅壮一ノンフィクション賞受賞。 東京都知事を資金提供疑惑により 辞任した 猪瀬直樹の本である。 タイトルとは裏腹に 堤康次郎による 堤王国のパートの方が 面白い。 真実のほどは よくわからないが、 西武グループが天皇の御用地に目をつけた あたりは 興味深い。情報量が多すぎて、 肝心のミカドが浮かび上がらないのは 少し残念。

2017/05/16

ころこ

本書が出版されたとき、立花隆は「皇居の周りを散歩しているようだ」といった感想を述べました。以前、本書のプロローグ「デュオMIKADO」のインタビューを読んだとき、立花と同様の感想を持ったものです。もっと簡潔に主張を述べるべきで天皇制と関係のない議論がなされているというのが否定的意見で、立花も大部な割に天皇制の本質に迫っていないと言いたかったのでしょう。では、天皇制の本質とは何なのか。要約すると、本書の主張は以下の2点です。①「ミカド」はシミュラークルである。複製技術は精巧なオリジナルのコピーをつくりますが

2018/08/10

毒ドーナツを食べたいな

西武グループ創立者「堤 康次郎」の立志伝として読んだ。◆われわれ小市民の欲望をよく捉えていた人物。彼の前では良家の人すらも、われわれ同様手のひらで転がされる存在。◆彼をロールモデルとして育った息子たちがなぜ成功できなかった(語弊があるかな)のか興味が湧いてくる。

2014/02/12

yamikin

こういう分厚い研究書を、休日まるまる一日使ってガーッと読むと妙な爽快感がある。1960年代の堤康次郎のバイタリティ溢れる土地開発、アメリカの地で使われる「ミカド」という言葉の持つ意味、天皇のご真影がなぜ「現れた」のか。日本人が抱く天皇なるものの事例を豊富な参考文献を渉猟して記述する労作。本書を読めば、軽井沢の風景が歴史的背景を踏まえることで立体的に見えてきますよ。

2013/03/26

メタボン

☆☆☆ 前半堤王国の誕生、プリンスホテルの経緯、皇族解体に至る紆余曲折はドキドキしながら読み進めた。しかし、オペレッタミカドをめぐるイギリスの風俗描写、明治天皇の御真影にまつわるくどくどしい説明は、ブレーキとなったようで、なかなか読むのに骨が折れた。

2013/11/10

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