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ぴしゃんちゃん (小学館文庫 の 7-1)

ぴしゃんちゃん (小学館文庫 の 7-1)

ぴしゃんちゃん (小学館文庫 の 7-1)

作家
野中ともそ
出版社
小学館
発売日
2014-09-05
ISBN
9784094060812
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ぴしゃんちゃん (小学館文庫 の 7-1) / 感想・レビュー

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5 よういち

仕事でも恋愛でも、周りから期待されると重圧から逃れるため姿を消すボクことジョーハツは、家の庭にできた水たまりで、しずく的事情から蒸発しない水しずくのぴしゃんちゃんと出会う。 おませで生意気なセリフと、色んなことをして遊ぶ、ぴしゃんちゃんの姿がとってもカワイイ。二人の関係はとても良い距離感で心が通い始める。しかし、何も変わらないジョーハツに対して、ぴしゃんちゃんは確実に成長していく。最後はジョーハツに見届けられながら生涯を閉じる。このくだりは本当に切ない。『誰かに会いたいと思う気持ちは蒸発しても消えない』

2019/01/21

coco夏ko10角

ぴしゃんちゃんとイラストが可愛い。一緒に海に行くお話が面白かった。それから、時々切なくて。

2015/07/30

六花

初めての作家さん。題名にやられて買っちゃいました。結果、買ってよかった!ぴしゃんちゃんは可愛いし、ジョーハツとの関係も微笑ましいし。と思ってたら、海女さんとの記憶とか、切ないところもあって。挿し絵もカラフルで、すごく好み。

2014/09/13

rin

★★★★★…文庫にて再読。しずく的事情で蒸発できないしずくちゃんと、期待されるとその場から蒸発してしまうジョーハツの温かくてちょっと切ない物語。雨が鬱陶しい今頃の季節に読むのがピッタリ。こんなに愛嬌のある子しずくに出会えるなら雨も水たまりもどんと来い!しずくちゃんの何気ない一言や、好奇心旺盛な行動がジョーハツの心と一緒に私の気持ちまで明るく、軽くしてくれる。本当に大事なことは目に見えなくても消えたりはしない。ラストにじんわりと心が温かくなる。水たまりを見つけるたびにこの物語を思い出すだろう。

2015/07/05

傘介

この物語、アニメにならないかな~動画で見たいな~。特に、庭の至近距離描写や、虫さんたちの声入りで(ニヒルなフンコロガシさんのファン!)。おしゃまで好奇心に満ちあふれた水しずくのぴしゃんちゃんと、いい加減なのに繊細なジョーハツ男のほのぼのした日々が軽やかなのに奥深い。ああ、ずっと読んでいたいなあ、終わらないでほしいなあ。と願いながらも、やっぱりこういうお話って終わりがくるもんだよね…。でも予想とはちょっぴり違うラストシーンにちと泣けた。これからは水たまりを違った目で見てしまいそう。

2013/09/06

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