書くインタビュー (1) (小学館文庫 さ 4-5)
書くインタビュー (1) (小学館文庫 さ 4-5) / 感想・レビュー
アリ子
メールだけのコミュニケーションはただでさえ難しいのに、佐藤正午さんという一癖ある方に対してしょっぱながアレは無いだろうと思ってしまった。二人目の方のメンタルも心配になりつつ、傍観者としてはなかなか面白く読めました。ちょうど「鳩の撃退法」を読み終えたところで、タイトルのつけ方など解説があって、ためになりました。
2017/03/24
じゅんぷう2000
佐藤正午さんの本(鳩の撃退法)を読んだ直後に読み始めた。作者本人から解説を受けたような気になりました。聞き手の質問が、作者を怒らしたり、途中で聞き手が行方不明になったり、こんなんで、この本は成立するのか?質問も回答もメールだけ、というインタビューが、事実なのか?フィクションなのか?読み初めに気になっていた事も、忘れてしまうくらい、面白く楽しめました。作家の手法、小説の書き方、名付けて「ダンスホールクラッシック」「ダンスホールタッチ」ゲームみたいな名前なんだけど。大笑いです。「ダンスホール」読まなきゃ。
2015/09/29
しんこい
インタビューが始まったばかりで聞き手がいきなり首?になっておいおい、と思いましたが、その後のインタビューもマイペース。ダンスホールも読んだはずですが、もう一回読まないと、せっかくの話も分からないですね。
2015/07/12
内藤
読みながらこんな緊張感を味わったインタビューは初めてでした。最初の聞き手の方が今もライターを続けているのか怖くて検索できません。小説を書く手法を丁寧に説明する佐藤正午さんはやっぱりすごい。「ダンスホール」読みます。
2015/07/19
ポカホンタス
ふとこの作家の文章論が読みたくなって読み始めたが、インタビュアーがノリの軽いフリーライターで、非常に失礼なことばかり書いてくるので佐藤正午がブチギレて担当交代。次のライターもまあまあ態度が悪いのだが、なんとかかんとかインタビューらしくなってきたという展開。それ自体が読み物として面白くあっという間に読んでしまった。このインタビュアー、佐藤正午の創作ではないかとネットに書かれていたが僕もそう思う。そしてそうだとすればさすが佐藤正午、すごいな。
2021/09/14
感想・レビューをもっと見る