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幸せの値段 (小学館文庫 う 3-1)

幸せの値段 (小学館文庫 う 3-1)

幸せの値段 (小学館文庫 う 3-1)

作家
梅田みか
出版社
小学館
発売日
2016-09-06
ISBN
9784094063394
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幸せの値段 (小学館文庫 う 3-1) / 感想・レビュー

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ワニニ

幸せの“値段”てことだから仕方がないけれど、やっぱりちょっとえげつない雰囲気も。何だかレディコミのような、何処かで聞いたような、そしてバブルの残り香を感じる短編…ん? 梅田みかさん、読んだことないなと思っていたけれど、あの『愛人の掟』とか「お水の花道」のか!?なるほど。まぁ、幸せの値段は人それぞれ。サラッと読めて、それなりに面白かった。私にとっての幸せの値段て、どのくらいだろうな?値段だけじゃ、幸せは計れないと思うけれど、あるに越したことはないでしょうか?

2016/09/26

aloha0307

四季の情景に、愛、幸せ&お金の観点から、揺れ動く心情の襞をリアルに描く恋愛短編。「秋の光彩」がよかった。出ていった妻が残していった猫:かめきち がおこす奇跡にじんわりきたよ...but 終章:冬の蜜月のダークな終わりかたが少々残念であった

2017/01/28

のんちゃん

帯にある様に「愛とお金と男と女」を描いた短編集。あることから今の自分の値段を知る麻友、海外でセレブ婚をした友人に会いに行く朋美、左遷された不倫相手の離婚費用を計算する紗栄子等など、お金を中心とした心情を各短編、興味深く描いてある。ある章で、お金は無ければ、いつもお金に悩まされて振り回される、が、余りあるほど持っていても、これまた、それが心配で振り回される、という台詞があった。短編の殆どが経済誌に載った作品なので、この台詞、きっと必要だったのだろうと納得の感だった。

2019/08/12

ベローチェのひととき

8編の短編からなる短編集。春夏秋冬それぞれ2編で構成されている。いろいろな男と女の形に、愛やお金が絡まって物語が構成されている。お金が幸せの全てではないけど、ある程度のお金がないとギクシャクしてしまう。ある程度のお金の線引きは各人により異なると思う。自分としてはどう考えるかだろう。

2019/09/05

ひまわり

心が荒んでいたので手にとった一冊。「愛と幸せとお金」の短編小説八篇。『秋の光彩』がよかったです。「人の幸せは他人にはわからない。ある人物が生きて、その人生が幸せかどうかということは、本人にしかわからない。本人にすら、わからないことだってある。だから、幸せか不幸かなんてことは、すっぱり割り切れないことだ。だから勝ち組、負け組なんて、この世には存在しないんだ」幸せは人と比べるものじゃない。幸せのかたちは人それぞれ。

2017/05/29

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