KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

教場 (2) (小学館文庫 な 17-3)

教場 (2) (小学館文庫 な 17-3)

教場 (2) (小学館文庫 な 17-3)

作家
長岡弘樹
出版社
小学館
発売日
2017-12-06
ISBN
9784094064797
amazonで購入する Kindle版を購入する

「教場 (2) (小学館文庫 な 17-3)」のおすすめレビュー

ついに連ドラ化! 来春放送のキムタク主演&月9ドラマ『教場』原作の魅力に迫る

『教場』(長岡弘樹/小学館)

 2021年と2022年のお正月にスペシャルドラマとして放送された『教場』。小説家・長岡弘樹さんの「教場」(小学館)シリーズが原作で、警察学校を舞台にした物語です。隻眼白髪の主人公・風間公親を木村拓哉さんが演じたことを覚えている方も多いのではないでしょうか? そんなドラマ『教場』、来年・2023年はお正月ではなく4月からの連続ドラマ、しかも月9枠で放送されることが発表されました。そこで本稿では、原作である小説の「教場」シリーズの魅力をお伝えしたいと思います。

 まず「教場」シリーズ一番の特徴は、主人公・風間公親にあると言えます。警察学校の教官である風間は隻眼白髪という特徴的なビジュアルだけでなく、まるで警察学校で起きていることはすべてお見通しとでもいうような観察眼と推理力を持つ人物。生徒にすぐ退校を突き付ける一方で、本人からの退校の申し出を却下したり、何を考えているのかわからない風間に学生たちは翻弄され、時に追い詰められていきます。

 小説の「教場」シリーズは、風間が警察学校の教官である時と、県警の刑事である時、ふたつの…

2022/12/18

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

教場 (2) (小学館文庫 な 17-3) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ehirano1

当方は風間教官に逢いたくて教場を読んでいるようなものです。風間教官は今回もキレッキレでした。因みに、前作程のなんかこう居心地が悪いというかなんというか、まあそんな読後感(苦笑)はありませんでした。

2018/09/09

教場の続編。相変わらず鋭い風間公親。彼の一言一言が私の背筋をまっすぐにしてくれるようで小気味よかったです。

2020/01/28

ノンケ女医長

入校する学生のうち、警察学校の実態を予め知っているのは、どれくらいの割合なのだろう。組織に馴染まない学生を選別し、はじき出す。冷静に考えると、非常に恐ろしい教育機関だ。あらゆる手段で揺さぶりをかけ、退校届を突き付ける教官の冷酷さが際立っていた。暴力的だし、専横的な教官に、射抜くような目で監視される若い巡査たち。読みながら、こんな学校からは一刻も早く撤退したいと思ってしまった。理不尽な暴力で退学し、6年を経て再度志願した、ある登場人物。警察への恨みを、地域の交番勤務で昇華してくれたらいいな。

2023/08/12

イアン

★★★★★☆☆☆☆☆警察学校を舞台とした教場シリーズ第2弾。元医師の経歴を持つ桐沢は、引越の最中に警察手帳を紛失してしまう。発覚すれば即退校処分となる中、指導官・風間は桐沢の嘘を見抜き、盗難の可能性に言及するが…(「創傷」)。前作同様、一癖も二癖もある生徒たちの間で起きる事件を、風間が驚異の洞察力で見抜いていく。前作より事件のおぞましさは薄れ、冷酷さが売りだった風間の異能感も抑え気味になっている。取調べのテクニックが伏線となるなど随所に巧さは感じるものの、「日常の謎」レベルの事件が多く物足りなさが残った。

2023/08/29

ハゲおやじ

久しぶりに続編を読む。正月番組でキムタクが風間を演じるとの事で、観てイメージが固定される前に読む。みなさんが書かれている様に 嫌な気分にさせる話は減っていた。女性警官の恋物語も出てきて驚く。風間は、洞察力が凄いだけでなく 格闘も凄い事にも驚く。最後は、卒業で締めるのは 前作同様。私には警察学校なんて 絶対に無理だと またしても実感。続けて ”0” を読みたいけど、今年(2019年)は残りわずかだから無理だな。今年は、本読み激減だったなぁ…。(クリスマスに 一人で本を読んでる私って なんだかなぁ~)

2019/12/25

感想・レビューをもっと見る