原之内菊子の憂鬱なインタビュー (小学館文庫キャラブン!)
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原之内菊子の憂鬱なインタビュー (小学館文庫キャラブン!) / 感想・レビュー
papako
気になっていたので、セールでやっと。目をあわせるた人が、なんでも話してしまう菊子さん。インタビュアーとして働くことになる。あるインタビューがきっかけで、自分を見つめ直す菊子さん。居場所を見つけて、前に歩き出す!大山さんの他の作品に比べて、かっちりハマった感はないけど、なかなか楽しめました。キリが大山作品にはめずらしいキャラだったような。お二人とも、それぞれお幸せに!
2019/06/19
Ammie as 妹子⛪
大山淳子さんの作品、2冊め。タイトルからコミカル路線を想像してましたが、ほっこり心温まる良作でした。“さすが「雪猫」書いた人だ!”みたいな涙腺刺激されるところもあったり。ヒロイン・菊子ほどじゃなくても、聞き上手の人に憧れる、そんな1冊でした!
2019/05/18
ユメ
やっぱり、大山淳子さん、好きだなあとしみじみ思った。『猫弁』シリーズや『光二郎分解日記』シリーズのようにストーリーに心地よい疾走感があり、登場人物が徐々に繋がっていくパズルのピースがはまるような感覚がたまらない。菊子の「聞く」能力の誕生秘話には心が温まった。「聞くことは人を信じること」という言葉がよい。自分の居場所を探して転々とし、能力ゆえに苦しんでいたこの心優しい女性が、ちゃんと帰るべき場所を見つけられたことに安堵した。オンボロな丸池ビルが、世界でいちばん光溢れる場所に感じられる読後感だ。
2018/08/27
よっち
崖っぷち編プロ「三巴企画」の戸部社長と桐谷が弁当屋で見出した原之内菊子。その顔を見た者は自分語りが止まらなくなってしまう特殊能力を活かして、インタビューとして働くお仕事小説。引き出される本音ダダ漏れのインタビューに悪戦苦闘しながらも可能性を感じる桐谷と、自らも苦悩しながらそこに居場所を見出してゆく菊子。苦い過去を積み重ねてきた彼女が特殊能力によってもたらされた事態の重さに逃げ出して、それでもそんな彼女が必要だと追いかけてきた二人や周囲の人たちに認められ、乗り越えてゆく優しい結末はなかなか良かったですね。
2018/08/03
トムトム
大山淳子作品 登場人物のキャラクターが 作り込まれてて 毎回凄いと思う。 続編あるよねー?
2018/08/06
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