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抱擁/この世でいちばん冴えたやりかた (小学館文庫)

抱擁/この世でいちばん冴えたやりかた (小学館文庫)

抱擁/この世でいちばん冴えたやりかた (小学館文庫)

作家
辻原登
出版社
小学館
発売日
2018-08-07
ISBN
9784094065428
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抱擁/この世でいちばん冴えたやりかた (小学館文庫) / 感想・レビュー

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りつこ

「抱擁」は以前読んだことがあったのだが、再読してまた印象が変わったような。解説を読んでなるほど「ねじの回転」か!と。あれも読むたびに印象が変わる作品なのだよなぁ。どの作品も息苦しくなるような濃密な空気というか湿度があって、逃れられないような気持ちにさせられる。追いかけられる夢を見ていて「ああ、もうだめだ」と観念して力が抜けるような感じ。「この世でいちばん冴えたやりかた」は谷崎作品を思い出させる空気感。盲目の落語家や文盲の女、刺青師、邪悪な男。面白かった。

2019/01/15

メタボン

☆☆☆☆☆ 洋館に小間使いとしてきたわたしと5歳の緑子との間に潜む影「抱擁」。快楽に誘う不思議な香りに魅かれる女のような名の夫と男のような名の妻「約束よ」。円木のスピンオフ作品「かみにさわった男」「窓ガラスの文字」「かな女への牡丹」(後半二つのヒロインである文盲のかなの人物造形が秀逸。「牡丹」は谷崎の刺青へのオマージュとも言える)。飛行機の車輪にぶら下がるというぶっ飛んだ設定の「青黄の飛翔」。百戯の一夜を境に貞淑な妻から淫乱奔放な女へと変わる「河間女」。現実と夢のあわいの表題作。作者の力量がただならない。

2021/02/28

ふぃすか

「抱擁」は既読。やっぱりラストで頭の中が?マークだらけになるのであった。うすら寒い…っていうかそこで終わらないで! 短編群(『この世でいちばん冴えたやりかた』)の<遊動亭円木>ものに出てくるかなさんが薄幸にも程がある。それにしても文盲さん率が高い短編集だったなや…。

2018/11/11

止水

表題作をはじめとした短編集。著者の東大講義本の中で触れられた著作ということで購入。パスティーシュ、ミステリー、官能、ファンタジーなど自在な筆致が楽しめた。が、物語の構造から作ったのだろうなと分かる話も多く、「文芸」的な印象が残った。

2021/02/08

どさんこ

読み出してから既視感のようなものを感じた。間違いなく読んでいる!それでも、面白い。歳をとって物忘れが多くなると、生活に多少の支障はあるものの、同じ本を何度も愉しめる(笑)

2019/12/09

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