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赤道 星降る夜 (小学館文庫)

赤道 星降る夜 (小学館文庫)

赤道 星降る夜 (小学館文庫)

作家
古内一絵
出版社
小学館
発売日
2018-08-07
ISBN
9784094065480
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あらすじ

真実から生まれた、命の重さを問う人間賛歌。

 ブラック企業に追い詰められ多額の借金を背負った達希(27歳)は発作的に飛び降り自殺を図り、15年前に死んだ祖父の霊に助けられる。祖父は生前心残りの「人探し」を一緒にすることを条件に隠し財産で借金の肩代わりを提案。
 そこから祖父の霊とのボルネオへの旅が始まる。そこで出会ったのは、個性豊かな人々と悲惨な戦争の記憶。将校でも戦闘機乗りでもない大多数を占めた一般兵士の彼らの戦死とは、飢えや伝染病で命を落とす悲惨なものだった。
 やがて一行は赤道の街に到着。そこには、この旅に祖父が託した本当の目的が隠されていた。今まで決して口にすることのなかった、「知られざる謀略事件」とは・・・・。そして、そこに隠された,祖父の過去にまつわる真実とは・・・・・。

赤道 星降る夜 (小学館文庫) / 感想・レビュー

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yanae

古内さんの戦争をテーマにした話。ブラック企業に犯罪者に仕立てられてしまった達希。自殺を止めてくれたのは、死んだはずの祖父の霊。祖父の隠し財産で借金を肩代わりする代わりに、ボルネオへ向かい、ある手紙を届けるように頼まれる。あとがきを読んで、古内さんが実際に出会った人が今回の作品のきっかけになったとか。祖父が体験した戦争のくだりは辛かったけど、実際に起こったこと。一般の人が多く犠牲になったことは悲惨以外の何物でもない。今のボルネオで歓迎されたことはすごいこと。「赦し」に甘んずることなく平和を考えないと。

2019/02/08

papako

良かった!自殺しようとした孫の達希の元に死亡した祖父勉の幽霊が現れ、二人でインドネシアに人探しに行くことに。そこで出会った霊が見える少女雪音と共に、知らなかった祖父の戦争体験に触れることになる。勉の経験した戦争、達希が勤めていたブラック企業、雪音のあったいじめ、その3つの構造の酷似が怖い。極限状態に追い込まれる戦争、判断出来ないのは当然だけど、そこで行われた悲劇の歴史は忘れちゃいけない。勉の『自分のやったことにだけ責任をとれ』これだよね。巻末の作者の取材記録も良かった。現地の方が歓迎してくれるのがすごい。

2018/11/13

ぽろん

戦争とはなんと人の心を壊してしまうのか。残忍な行為も戦争という名のもとに正当化されてしまう。命の大切さを、平和な現代の有難さを痛切に感じた。

2018/08/27

達ちゃん

わずか70年ちょっと前に本当にあった戦争という真実。戦争のむなしさ、やるせなさが胸に刺さります。もっともっと多くの人に読んでほしい、知ってほしいと思いました。

2019/01/23

香翠

今置かれている不条理と思える状況に埋もれるに任せるのではなく、開き直ってみるのもいいのではないかと思えた。

2018/09/26

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