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小説王 (小学館文庫)

小説王 (小学館文庫)

小説王 (小学館文庫)

作家
早見和真
出版社
小学館
発売日
2019-03-06
ISBN
9784094065886
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「小説王 (小学館文庫)」のおすすめレビュー

白濱亜嵐×小柳友で『小説王』ドラマ開始! 売れない小説家と疎遠だった幼馴染が「本」をカギに何かを巻き起こす!?

『小説王』(早見和真/小学館)

 これはきっと自分のために書かれた小説だ! ――何十冊、いや何百冊に一冊、そう強く思う作品がある。どうしてこの作者は、自分が考えている内面について知っているのだろう。しかも、それは今まで他人にはひた隠しにしてきたものなのに…。作品の根本的な部分に“自分”と深く共通するものを感じたとき、その物語は自分にとって特別なものになる。4月からドラマが放送される『小説王』(早見和真/小学館)は、そんな作品を創ろうともがく、作家と編集者の物語である。

■売れない小説家と疎遠になっていた幼馴染のふたりは――

 作家である豊隆と文芸編集者の俊太郎は、小学生のとき一緒に学級新聞を作っていた幼馴染同士だ。父の影響で本を読みはじめた豊隆は、外に女を作って出て行った彼への怒りを小説創作へとぶつけていた。だが、“父”をテーマにした小説は、なかなか新人賞の審査を通らない。自分の才能に限界を感じ始めたとき、豊隆は“父”というテーマを一度捨て、売れ筋のテーマで小説を書いてみた。すると、すんなりと新人賞を獲得し、映画化までもが決定する。だがそんなとき、他…

2019/4/21

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小説王 (小学館文庫) / 感想・レビュー

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W-G

何らかの理由で不遇を囲っている天才と、その実力を信じて寄り添う熱血パートナーの成功までの軌跡という、名作鉄板テンプレートの小説家&編集者バージョン。女性にももてて、いまいち逼迫感のない前半の豊隆と、スイッチが入り、何かに憑依されたように書き続ける後半の彼の姿の対比が上手くきいており、ラストを心地よいものにする。一方、俊太郎サイドのストーリーも起伏がちゃんと用意されており、家庭に会社に見所満載となっている。豊隆の過去の女である綾乃をそこに絡めてくる流れも纏まりが良く、盛り上げに一役買った。

2020/04/16

5 よういち

新人賞を受賞したもののその後は鳴かず飛ばずの小説家と幼なじみの編集者が、不況下の出版業界で幾多の困難にも立ち向かいながら魂を込めて書きあげた本を世に出そうとするお仕事エンタメ小説。◆熱いものを感じざるを得ない物語だった。冒頭では気怠さも感じたが、中盤以降は二人の小説に対する熱い思いに、そのままま作中へと引きずり込まれたような感覚だ。小説が世に出て人々に認められるにはこれほどの熱量が必要なのか。◆本当に書きたいものはなんだ? 小説は誰のために書くのか? そもそも物語とは? ◆小説好きな方に読んでもらたい

2020/10/06

TAKA

出版業界の不況はリアルに描いてましたね。小説を読まなくなった人、まったく読まない人。そんな人たちに手にとって貰うには相当の努力がいるし、作家も、編集者も、出版社も試行錯誤を通り越して何とかこれ以上底に落ちないよう頑張っている。IT業界に媒体したあたりはリアリティを感じました。小説の役割はまだ終わってはいない。書き手が読ませたい、読み手が読みたいが一致すれば自然と手に取ると思うんだけど。本が好きな人には面白い作品です。連載のほうが作家さんにとっちゃ実入りがいいんですね。

2020/09/07

アッシュ姉

華々しいデビューのあと鳴かず飛ばずの若手作家と、彼の才能に惚れ込み編集者となった幼馴染の二人が、再起を図る渾身作を世に出すまでの奮闘記。なんとも熱い物語。照れくさいほどの青臭さとのぼせそうな熱気にあてられクールダウンしてしまい、のめり込むまではいかなかったが、本好きなら手に取って損はない一冊かと。ドラマ放映前に読めてよかった。

2019/04/08

五右衛門

読了。いやいや熱かった。作者も編集者もみんな熱かった。気障に聞こえるセリフも気にならないくらいに熱かった。小説が好きで書き始めたのに生活をする為に小説を書く。本末転倒なのだろうが自分なら食うためにしか書けないだろうな。軟弱ものです。結構羨ましいお仕事ですし、並々ならぬ覚悟と体力が必要な仕事ですな。作家さんと編集者さんって。これからは心して読みます。パラパラと読むなんて出来ません。!!!

2021/05/25

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