古事記 ((下)) (小学館文庫 K さ 1-2 マンガ古典文学)
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古事記 ((下)) (小学館文庫 K さ 1-2 マンガ古典文学) / 感想・レビュー
たまきら
驚くほど娘がはまりました。しかも今まで読んだ古事記の中で一番面白かったとのこと。その理由は綿密なリサーチによる忠実な描写、そこが納得いかなかった場合の彼女の美意識が活かされた表現にあると思いました。ちなみに彼女はタイトルを民族の言葉であったやまとことば「ふることふみ」と読んでほしい、と本居宣長を例に出してリクエストしています。…出版社には表紙にフリガナをふるか、逆に漢字を小さく書くかしてほしかったなあ…と感じました。面白かった!
2022/11/01
あまね
里中先生が描くと、古事記もスッと心に入る物語になります。下巻は血生臭い皇位継承が続きますが、仲哀天皇、応神天皇、神功皇后、仁徳天皇、武内宿禰等々、関係性が整理できてよかったです。
2019/05/10
とみやん📖
里中先生の絵がキレイで、みんな美しいので、気持ち良く読み進められる。 史記と同様、後継者や権力争いが絶えないのは、日本の歴史も同じだが、スケールが全く違うのが良くわかった。下巻は拍子抜けする位あっさり終わり、中巻のヤマトタケルの東征が中心的な内容。熱田神宮に草薙の剣が奉納されていることを初めて知りました。 それと意外だったのは、天皇の治めている宮があるところが都、ということで、九州筑紫にも宮があった時期があるということ。 中央集権の近代国家とは大違いな印象を受けた。
2022/07/30
れいまん
下巻も期待通り。後半は、人の物語だけど、半分は神様扱いで、古事記編纂当日が忍ばれる。 日本書紀と比べて読むと良いので今後読もうと思いました。
2021/10/26
卯月
古事記中巻の途中から下巻の内容。中巻分は崇神天皇から大雀命(仁徳天皇)即位まで。一番感心したのは「鳥取」の語源! 倭建命は「悲劇のヒーロー」的イメージだったが、この性格ならば都(父)から遠ざけられても仕方ない気がする。父は大好きだが他人との共感能力が低く、父の敵はとりあえず殺す(汗)、で「父が褒めてくれない」と悩む……。神功皇后、何した人かイマイチ知らなかったけど理解した。下巻、大長谷王(雄略天皇)が同族を殺しまくったので、没後、後継探しに苦労するも見つかり、古事記編纂時直前の歴史まで繋がって本書終わり。
2019/06/02
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