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教場0 刑事指導官・風間公親 (小学館文庫 な 17-4)

教場0 刑事指導官・風間公親 (小学館文庫 な 17-4)

教場0 刑事指導官・風間公親 (小学館文庫 な 17-4)

作家
長岡弘樹
出版社
小学館
発売日
2019-11-06
ISBN
9784094067101
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「教場0 刑事指導官・風間公親 (小学館文庫 な 17-4)」のおすすめレビュー

ついに連ドラ化! 来春放送のキムタク主演&月9ドラマ『教場』原作の魅力に迫る

『教場』(長岡弘樹/小学館)

 2021年と2022年のお正月にスペシャルドラマとして放送された『教場』。小説家・長岡弘樹さんの「教場」(小学館)シリーズが原作で、警察学校を舞台にした物語です。隻眼白髪の主人公・風間公親を木村拓哉さんが演じたことを覚えている方も多いのではないでしょうか? そんなドラマ『教場』、来年・2023年はお正月ではなく4月からの連続ドラマ、しかも月9枠で放送されることが発表されました。そこで本稿では、原作である小説の「教場」シリーズの魅力をお伝えしたいと思います。

 まず「教場」シリーズ一番の特徴は、主人公・風間公親にあると言えます。警察学校の教官である風間は隻眼白髪という特徴的なビジュアルだけでなく、まるで警察学校で起きていることはすべてお見通しとでもいうような観察眼と推理力を持つ人物。生徒にすぐ退校を突き付ける一方で、本人からの退校の申し出を却下したり、何を考えているのかわからない風間に学生たちは翻弄され、時に追い詰められていきます。

 小説の「教場」シリーズは、風間が警察学校の教官である時と、県警の刑事である時、ふたつの…

2022/12/18

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教場0 刑事指導官・風間公親 (小学館文庫 な 17-4) / 感想・レビュー

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ehirano1

「0」ということでてっきり風間教官の若かりし頃かと勝手に想像していたのですが、初っ端からのめり込めました。各章が短いので物足りなさも感じないわけではないですがページを捲る手は止まりません。でもやっぱり、風間教官が白髪になる前を長編で読みたいです。

2022/08/20

イアン

★★★★★★★★☆☆隻眼の鬼教官・風間の刑事指導官時代を描いた教場シリーズ第3弾となる連作短編集。警察学校が舞台だった前作までと異なり、実際に発生した殺人や不審死事件の謎に風間とその門下生である6人の新人刑事が挑む。シリーズの独自色は薄めとなっているが、僅かな状況証拠や被疑者の言動から「How」や「Why」を解き明かし、被害者の無言のメッセージを浮かび上がらせていく過程に純粋な刑事ものとしての面白さを感じた。ラストに迎える衝撃のエピソードこそ、本作を『教場3』ではなく『教場0』たらしめる最大の所以である。

2023/10/30

KAZOO

教場、教場2に続くというか舞台はその前に戻っての話です。風間道場ということで主人公がまだ指導官になる前の話で現場から風間の下でOJTで刑事の資質を見分けられるということのようです。話が6つ収められていてそれぞれがちょっとした手がかりで解決します。対応がまずいとすぐ駐在所へ戻すと脅かされたりしています。6番目の話でなぜ風間が隻眼になったのかがわかります。

2019/11/13

遥かなる想い

ドラマ化に伴い、読了。 新米刑事育成の指導官 風間公親の 日々を描く。 風間公親が登場するたびごとに、 キムタクの顔が浮かんで素直に楽しい。 犯人を追い詰める新米刑事の成長が 新鮮な短編集だった。

2023/04/19

エピファネイア

教場0というタイトルのとおり、先の2作よりも前のお話し。警察学校が舞台ではなく、風間は県警捜査一課の刑事。各所轄から抜擢されたひよっこ刑事たちを指導しながら捜査に当たる。名付けて風間道場。選ばれし者とはいえ、事件を解決しなければ地域課に戻すと脅されるあたり、風間は当時から風間だったのだと思わせてくれる。6つの短編が収められていて、いずれも倒叙形式になっている。個人的には「指輪のレクイエム」と「毒のある骸」が好みだ。風間が隻眼になった真相が描かれる衝撃的な作品。でも、風間には警察学校の教官のほうが似合うな。

2023/12/09

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