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大沼ワルツ (小学館文庫 た 36-1)

大沼ワルツ (小学館文庫 た 36-1)

大沼ワルツ (小学館文庫 た 36-1)

作家
谷村志穂
出版社
小学館
発売日
2019-11-06
ISBN
9784094067118
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大沼ワルツ (小学館文庫 た 36-1) / 感想・レビュー

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ふじさん

実話を基にした、大沼を舞台にした大家族を描いた感動の長編。開拓者として大沼に根をおろした倉島家の三兄弟と山梨から嫁いだ坂田家の三姉妹の奇跡的な三夫婦の波乱万丈の人生を温かい眼差しで淡々と綴った地味だが心温まる作品。三兄弟の母であり三姉妹の義母の那須子の存在がこの物語になんとも言えない味わいを出している。慣れない土地に嫁ぎ、早く夫を亡く、大変な苦労をして三人の息子を育て上げ、山梨から三姉妹を嫁に迎え、息子たちの成長を見守り、姑を看取る、まさに自分を犠牲にして家族のために生きた生涯、読んでいて思わず涙が出た。

2023/03/30

カムイ

北海道出身の作家を好んで読むことにしている。つい先日、大沼にドライブに行ったので作品に没入ことができた、駒ヶ岳の景観はよく軍川(いくさかわ)からの景色が特に好きで眺めることがあった。登場人物達はフィクションだと思っていたらモデルがいたのは奇跡である❗️時代が時代であったのだろうけど、那須子の強引な結婚はどうなんだろう😅幼少の頃仁山のスイッチバックに感動したカムイは祖父母のいる大沼に遊びに行くのが楽しみだった。

2022/06/04

カピバラ

三姉妹×三兄弟かあ…三姉妹の末っ子としては、絶対いやだ〜と思ってしまった笑 のびのびとした北海道の暖かいお話でした。 聖良の嫁ぎ先は酷かった…

2020/04/08

nyanlay

まさに事実は小説より奇なり、ですね。結婚だけでなく仕事も何とかなったって今では羨ましいの一言。ツネばあちゃんの気持ちもわからなくもないなぁ。

2021/01/14

こばゆみ

北海道の大沼に住む三兄弟に嫁いだ山梨の三姉妹のお話。古き良き時代が丁寧に描かれていて、とても楽しめた。「ワルツ」という言葉のチョイスがお洒落。そして家族の死には思わず涙。。。 何か大きな出来事がででんと起こるわけではないけれど、そのぶん家族の温かさが感じられるお話だった。

2019/12/04

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