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風間教場 (小学館文庫 な 17-5)

風間教場 (小学館文庫 な 17-5)

風間教場 (小学館文庫 な 17-5)

作家
長岡弘樹
出版社
小学館
発売日
2020-12-08
ISBN
9784094068528
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「風間教場 (小学館文庫 な 17-5)」のおすすめレビュー

ついに連ドラ化! 来春放送のキムタク主演&月9ドラマ『教場』原作の魅力に迫る

『教場』(長岡弘樹/小学館)

 2021年と2022年のお正月にスペシャルドラマとして放送された『教場』。小説家・長岡弘樹さんの「教場」(小学館)シリーズが原作で、警察学校を舞台にした物語です。隻眼白髪の主人公・風間公親を木村拓哉さんが演じたことを覚えている方も多いのではないでしょうか? そんなドラマ『教場』、来年・2023年はお正月ではなく4月からの連続ドラマ、しかも月9枠で放送されることが発表されました。そこで本稿では、原作である小説の「教場」シリーズの魅力をお伝えしたいと思います。

 まず「教場」シリーズ一番の特徴は、主人公・風間公親にあると言えます。警察学校の教官である風間は隻眼白髪という特徴的なビジュアルだけでなく、まるで警察学校で起きていることはすべてお見通しとでもいうような観察眼と推理力を持つ人物。生徒にすぐ退校を突き付ける一方で、本人からの退校の申し出を却下したり、何を考えているのかわからない風間に学生たちは翻弄され、時に追い詰められていきます。

 小説の「教場」シリーズは、風間が警察学校の教官である時と、県警の刑事である時、ふたつの…

2022/12/18

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風間教場 (小学館文庫 な 17-5) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

教場シリーズ第4弾。いつもは篩にかける場である警察学校だが、曲者感のある新任校長より風間教官に与えられたミッションはまさかの「退校者ゼロ」全員卒業出来なければ風間自身もクビにされる。果たして風間は脱落者なく、全員無事に卒業させる事が出来るのか?!相変わらずの風間教官の秀でた洞察力には感無量で、本作では如何に生徒達を退校させないように導いていくのか。視点を変えつつも教場シリーズらしい一冊となっている。まだまだ風間教官の活躍がみたいがラストの描写が気になってしまう。ちょっと切なさを残す読後感だ。

2021/03/27

ehirano1

風間教官のキレッキレの洞察は安定健在で、もはや心理学者のレベル、否、それ以上かもしれないと思いました。それよりもなによりも、優羽子は風間教官と夫婦になりなさいよ、というかなるしかないだろう、ね。

2023/03/03

イアン

★★★★★★☆☆☆☆2023年にドラマ化された教場シリーズ第4弾。脅威の洞察力で適性のない警察学校の生徒を次々と排除してきた風間公親。102期生を迎えるにあたり、新任の校長から課された指令は「一人も落伍者を出さないこと」だった…。これまでのアプローチと異なり、学生が胸の裡に抱える問題を独自の洞察力で掬い上げ、繋ぎとめていく。鬼教官・風間への畏怖が本シリーズの特色(醍醐味)だとすれば、風間目線で綴られる本作はそれを欠いた感が否めない。もし自分が校閲者なら、「オニヤンマは人の肩に留まりませんよ」と指摘します。

2023/12/17

ナミのママ

シリーズ4作目。短編が好きでないのでこれは楽しかった。1作目を読み、警察官も警察学校も不快に感じたがそれはあまり変わらない。それでも少し丸くなった風間教官に歳を感じたが、読み終えてみればなるほど、そういう理由だったのかと。文庫の帯にも最恐教官と書かれている主役がここから先、どう変わるのか気になる終わり方だった。

2021/01/02

ハゲおやじ

連ドラ化されると言うので読む。三作目から かなり時間が経過していたが、すんなりと世界観に入れた。風間の相変わらずの洞察力と個性的な生徒 そして 取り巻く環境の変化に、シリーズ初の長編と知らずに読み始めたが面白かった。片眼を失明した事で聴覚等が敏感になる事を 少しだけ強調していると思ったら 予想できない収束に驚いた。・・・今回も私らしく無い書き出しに挑戦したけど、もう無理。今回ので完結なのかなぁって思ったけど続くんだね。過去の正月特番?を観ていたので、風間=キムタクで変換しちゃった。不覚です。

2023/04/06

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