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殺した夫が帰ってきました (小学館文庫 さ 40-1)

殺した夫が帰ってきました (小学館文庫 さ 40-1)

殺した夫が帰ってきました (小学館文庫 さ 40-1)

作家
桜井美奈
出版社
小学館
発売日
2021-04-06
ISBN
9784094070088
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殺した夫が帰ってきました (小学館文庫 さ 40-1) / 感想・レビュー

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さてさて

『願うことはできても、それが叶うことはない。叶わない望みなら、最初から考えない方が良いと、小さいころに学習した』という思いの先の今を生きる主人公の茉菜。そんな茉菜の過去と今が鮮やかなまでに繋がっていく物語には、書名に隠されたまさかの結末が待ち構えていました。”起承転結”の分かりやすい構成が故に、一気読み必死の”ミステリー世界”にどっぷり浸れるこの作品。秀逸の極みとも言えるインパクトのある書名に感じた思いが、読後、全く別物に変わる、最後の一行まで非常によく練られ、考えられた、読み味抜群の作品だと思いました。

2022/09/24

しんごろ

そういうことかと、してやられた感がある。殺した旦那、幽霊でSF的な話かとか、ない知恵を絞って、いろいろな可能性を考えたよ。桜井美奈、お見事!という感じ。それにしても穂高…、五十嵐貴久の『リカ』の男版かよ!とツッコミそうになるぐらい怖いわ!登場人物、複雑な家庭環境ばかりの人が多かったけど、みんな、優しさと普通の家庭とか、幸せを求めているのは、自分も家庭環境が複雑なので、気持ちは理解できる。桜井美奈作品は温かい物語を書く人だけど、今まで読んだ桜井美奈作品とは違う温かさがあり良かったです。

2021/05/07

ナルピーチ

騙された!そんな一冊。冒頭のプロローグから衝撃の展開で幕を開け、そして表題である『殺した夫が帰ってきました』その通りに茉奈の前に姿を現した夫。なぜ殺したはずの夫が生きているのか…。亡霊?それとも他人の空似?読み進めながらこの先どんな仕掛けが待っているのか 思考が止まないまま読み進める。後半からの真相パートに突入してからはそう来たか!っとしっかり驚かせて頂き、最後はしんみりとした結末に思わず感傷的な気分になってしまった。茉奈の今後の人生に愛と希望が待ち受けている事を切に願う。

2021/08/24

あきら

スピーディーな展開で楽しめました。 ラストに待ち受ける切なさは、この手のストーリーにはあまりない感じだなと。

2021/08/21

美紀ちゃん

タイトルが不思議で、読んでみた。 ん?どういうこと? と思う場面が何箇所もあり、 面白くて一気読み。 これは、これ以上感想を書くとネタバレになる。 読後すぐの感想は、 あれ?ハッピーエンドなのかな? と思った。

2021/11/22

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