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アイスランド 絶景と幸福の国へ (小学館文庫 し 2-15)

アイスランド 絶景と幸福の国へ (小学館文庫 し 2-15)

アイスランド 絶景と幸福の国へ (小学館文庫 し 2-15)

作家
椎名誠
出版社
小学館
発売日
2021-11-05
ISBN
9784094070835
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アイスランド 絶景と幸福の国へ (小学館文庫 し 2-15) / 感想・レビュー

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kinkin

アイスランドという国について別の著者が書いた本を読んでから興味を持った。著者がアイスランド在住の家族に案内されながら各地を巡る。日本と同じ火山の国で各地に温泉が湧き出している話や、800メートルも超える断崖絶壁のこと、ニシオンデンザメ釣りとその肉を加工する話他どのエピソードも面白かっ。そしてこの国は幸福度が世界で9位ということ。一概に幸福度を様々な東海で図れるものではないが今の日本よりは住みやすそうだ。ただし消費税は25%だが手厚い福祉や医療が約束されている。蒸し暑い天気の日はこんな本は心が涼しい。

2022/07/12

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

シーナ隊長の「最後のでっかい旅」となれば読まねばなるまい。自分の父親世代であるから、もうそういう時なのだろう。「火と水の国」アイスランド。火山と氷河が隣接する不思議な風景。消費税は25%とめちゃ高いし、野菜はほとんどが海外からの輸入に頼るなど不便な事もある。だけど平和で幸福度ランキングでは常に世界の上位。シーナさんが向けるレンズに写る人々の顔は皆幸せそうだ。ただ、最終章で彼が述べる日本の現在への不満。確かにそういうところもあるけれど、彼も歳をとったなぁと言う感じでした。「あや探」の頃が懐かしい。★★★

2021/11/20

あすなろ

シーナ氏の最後のでっかい旅。書店面陳で思わず購入し読了の本。幸福度指数がアイスランドは第9位だとのこと。シーナ氏独特の表現満載の中、我が国につき、誰も真剣に幸福な国、幸福な生活は何かを考えないからだとアイスランドの描写と対比交じえ断じて結ぶ氏。ただそのヒントも記してある。幸せというものは、過去・現在・未来に大きく分類されるのだとする。そのうち問題は未来なのだ、と。シーナ氏らしい評価溢れる紀行文としても興味深い一冊であった。氏にまだまだ書いて頂きたいと願うのは僕だけでないだろう。

2021/11/14

TATA

椎名さん、ホント久しぶりに一読。北の孤島アイスランドで過ごす日々。これが最後の大型紀行ということでこれまでの旅行記をアレコレなぞりながら。テーマは幸福。厳しい自然はアイスランドも日本と同じなんだけど、両国を比較するに際してやたらと日本は世界で一番汚く騒々しい国と繰り返し論じるところはかなり辟易としました。写真は素敵な感じだったのですが、久しぶりの椎名さんはツラい読書になりました。同じ他国から見た幸福論なら高野秀行さんの「未来国家ブータン」の方が好き。高野さんがアイスランド行けばどんな紀行文になるのだろ。

2023/09/03

シキモリ

椎名誠さんの作品は今作が初読み。私の好きな小説や漫画の舞台でもあるアイスランドを取材した紀行文で、大自然に囲まれた島国の文化や特色を大まかに知り得ることが出来る。世代的に著者の全盛期を知らないのだが、今回は三週間の駆け足旅とあってか、内容的には些か物足りない仕上がり。幸福度ランキング上位の国である所以を探るというテーマだが、その言葉を日本下げの手段に用いており、興覚めしてしまった。我が国の悪い部分を論うのは容易だが、不満ばかり並べ立てる文章を読む為にこのタイトルを手に取る人が果たしてどれ程いるのだろうか。

2022/05/20

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