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燃えよ、あんず (小学館文庫 ふ 10-11)

燃えよ、あんず (小学館文庫 ふ 10-11)

燃えよ、あんず (小学館文庫 ふ 10-11)

作家
藤谷治
出版社
小学館
発売日
2022-05-06
ISBN
9784094071443
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燃えよ、あんず (小学館文庫 ふ 10-11) / 感想・レビュー

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ぼっちゃん

文庫で再読。下北沢の小さな本屋に集まる常連客のドタバタ劇。久美ちゃんを幸せにしようとみんなの温かい見守りが心地よく、支離滅裂な獅子虎の啖呵も良い。

2022/06/12

katsubek

ふむ、不思議な本。ブレスの少ない楽譜のように、読み続けることを要求されるではないか。派手な事件が起こるわけではない。むしろ、「ポンコツ」たちの地味な日常が描かれる。が、そこに隠されている「本当の意味」が明かされる時、驚くべき深まりが訪れる。犀星の詩を確認。間違いなく、「燃えよ」である。そう、「燃」なのだ。

2022/08/21

mincharos

なにこれ、うまく言えないんだけどすっごく面白かった。下北沢の小さな書店「フィクショネス」に来る常連さんたちを巡るお話。若くして結婚した久美子さんだけど、すぐに交通事故で旦那さんを亡くしてしまい、心優しい彼女は旦那さんの実家で暮らすことにして、十数年。偶然の再会で東京に戻ってきた彼女は、再び自分だけの人生を歩き出すんだけど、、、恋愛ってほんとに始まりはいいんだけど、その後は大変なことばかりだなあって思っちゃった。ユーモラスなんだけど、深い言葉も沢山出てきて、またいつか読み返したい。藤谷治さん要チェックやー!

2022/09/16

あひるのふせん

本屋を舞台に久美ちゃんや仲間たちの繋がりがあり、胸に沁みる恋物語があり、その果てにどたばた劇があり、それらだけでも充分面白いのだけど、味わったことのない奇妙なスパイスがある。それが一人の男なんですが、彼のおかげで他に類を見ない物語になっている。何度、何なんだおまえは、と呟いたか知れません。ただ彼だけでなく、一貫して本屋夫婦、久美ちゃんたち、そして最後の章まで、他人の人生に関わることがテーマに思えます。そこを勇気や優しさやお節介、のどれとも片付けない奇妙さこそ、この作品の楽しさ、素敵さなのは間違いない。

2022/06/17

たまりんどすい

下北沢で小さな本屋をやっているオサムさんがその常連の1人だった久美ちゃんと彼氏の新宮さんの話を語るという形式でなっている物語。他にも色々癖のある登場人物あり。解説にある通り、オサムさんの語り口が合っていたのかサクサクと読み進むことが出来た。由良は悪事を働こうとして善行を重ねたみたいな。ハッピーエンドでよかった。

2022/09/06

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