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予備校のいちばん長い日 (小学館文庫 む 06-1)

予備校のいちばん長い日 (小学館文庫 む 06-1)

予備校のいちばん長い日 (小学館文庫 む 06-1)

作家
向井湘吾
西澤 あおい
出版社
小学館
発売日
2022-06-07
ISBN
9784094071504
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予備校のいちばん長い日 (小学館文庫 む 06-1) / 感想・レビュー

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もぐもぐ

実話を題材にした小説。1998年東大後期試験の数学大問3が予備校講師たちを震撼させた。難しすぎて解けない。はたして誰が最速で解答速報を打てるのか。弱小予備校のエース数学講師・言問さくらと大手予備校講師たちとの矜持をかけた長い戦いが始まる。日本受験史に残る難問と言われていますが、解答に辿り着くプロセスが分かり易く描かれとても面白かったです。自分なら小問(2)は秒で捨て問判断😅 完答者ゼロだったらしいけど、受験生はどこまで辿り着けたんだろう?

2024/01/26

hnzwd

大学入試史上最強の難問と言われる数学(1998年後期)試験の1問を題材にしたフィクション。大手予備校であれば試験当日に解答速報が出るのが当たり前ですが、日本最大手の予備校でも解答が出せなかったという伝説の超難問です。物語自体は小さな予備校の講師である主人公が、難問に挑む、というお仕事小説の体をなしてますが、題材が数学なだけに内容は。。グラフの操作の話なので、訳わかんない、と言うことにはなりませんが、その筋道は思い浮かばないだろ、というアプローチが凄い。

2022/06/21

tomtom

実際にあった出来事を使っての物語で面白そうと読み始めたが、なかなか入り込めなかった。もし自分がこの試験を受けていてそれが物語になったとしたら、面白かっただろうな。

2024/01/17

雪丸 風人

駿台も河合塾も解答速報が出せない!1998年の東大入試で実際にあった「受験史に残る事件」を題材にした創作です。主人公は大手への対抗心に燃える数学講師。塾生想いの彼女が、弱小予備校の東大コースの存続をかけて、受験史上最大の難問に挑みます。主人公たちの36時間に及ぶ戦いが熱いですね。やはり粘り強さは大切で、かつ熱意は伝染するのだと再認識。私自身、数学はからっきしダメなのですがドラマの部分で楽しめました。特に印象に残ったのは、親の期待に潰されかけた教え子からの感謝の言葉でした。(対象年齢は14歳以上かな?)

2022/11/26

タカボー

1998年東大後期数学の伝説の難問を題材にした小説。問われていること自体はわかりやすいので、数学の苦手な私にも楽しく読める。予備校の講師達がその日に模範解答を作れないなんて、受験生が短い試験時間に解ける訳がない。試験問題を解く必要のない大人になっても、こういう一瞬遠回りみたいなことで真理に近づく考え方は必要だなと思った。

2023/07/02

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