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あなたへ (小学館文庫 か 7-1)

あなたへ (小学館文庫 か 7-1)

あなたへ (小学館文庫 か 7-1)

作家
河崎愛美
出版社
小学館
発売日
2007-05-10
ISBN
9784094081688
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あなたへ (小学館文庫 か 7-1) / 感想・レビュー

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あつひめ

池上冬樹さんの解説がとても心に響く。大先輩の池上さんが胸を揺さぶられ心を震わせたと誉めているからだ。私には内容と中学校という場面がうまく繋がらず、もう少し上ならばすーっと物語に入れた気がする。想いを言葉にするのは難しい。どんな美しい表現を使ってもその時の感情はくすんでしまいそうで。河崎さんの魅力はその言葉にできないくらいの想いを伝えたいということだと思う。言葉の選び方、表現のしかたは大人に負けないものもあるが。河崎さんは現在30過ぎ。どんな恋をしただろう。是非、大人になった河崎さんの作品を読みたい。

2020/03/23

タルシル📖ヨムノスキー

読了直後の感想は「コレを小説っていうのか?」だった。主人公は高校1年の女子。彼女が中学2年の時に出会い、恋をし、一緒の高校に通うことを夢見て、結局叶うことはなかった想いを、一通の手紙に認めたという形式の一冊。それに加え、実はこの物語、個人名がいっさい出てこないという点からもとても珍しい物語だと言える。この物語はとにかく純粋で、読んでるこっちがなんだか気恥ずかしくなるというか、胸苦しくなるというか。恋が愛に変化していくというか、育っていく過程がとにかく繊細に語られていく。あぁ、もう一度こんな恋がしてみたい。

2020/11/13

Walhalla

著者が15歳の時に描いた作品だそうですね。 内容は別として、文章表現がとても美しい作品でした。

2017/07/05

消しゴム

儚く消えてしまうシャボン玉は私の想い。無理をすればするほど壊れやすい。15歳の少女が書いた長い恋文。心が締め付けられた。「好きなひと」ではなく「大切な人」・・ 。またひとつ好きな作品が増えました。

2020/10/04

優愛

みずみずしく、綺麗な言葉で綴られた手紙。始めから終わりまで「手紙」で書かれている作品は新しいなと思った。気疲れしそうだなと思っていたがすらすら読めた。言葉が重すぎず、淡々としているからだろう。彼を想う気持ちが伝わる切なくも温かい良い作品でした。

2013/06/14

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