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実録死体農場 (小学館文庫 ハ 7-1)

実録死体農場 (小学館文庫 ハ 7-1)

実録死体農場 (小学館文庫 ハ 7-1)

作家
ビル バス
ジョン ジェファーソン
相原真理子
出版社
小学館
発売日
2008-12-05
ISBN
9784094083354
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実録死体農場 (小学館文庫 ハ 7-1) / 感想・レビュー

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空猫

死後経過観察のために誕生し、そこで扱った事案の記録。様々な場所・環境で、遺体が、どのように変化していくのか、を調査研究するのは、犯罪調査に多大な貢献している。その責任は重大だが。たまに私的なツブが挟まるのはご愛敬か。表紙の二人は著者のビルと、あのパトリシア・コーンウェル。彼女が「死体農場」の名付け親だった(小説の方が先だったんだ)。メモ:人体はほぼ水分なので燃えにくいが、一旦火がつくとよく燃えだす。炭素+脂肪があるから。そこに布団があれば燃料になりけ高熱の炎になる→寝タバコと肥満は避けること。

2023/05/26

yucchi

パトリシア・コーンウェル検死官シリーズの『死体農場』。かれこれ20年近く前に読んだ時に「こんな施設があるなんて、アメリカスゴイなぁ」と思った。そのモデルとなった施設の話。検体をあらゆる条件のもとに置き腐敗の進行具合を観察することにより、実際の事件での死亡推定時期の割出に役立てている。18章の葬儀社の話が大胆すぎてびっくり(°Д°) アメリカ恐るべし。

2016/05/15

かつどん

コーンウェルの『死体農場』をまず思い浮かべたがこちらが本家だったのだね。 ショッキングな内容ではあるが社会的に非常に価値のある試みであると感じました。骨の一部から身長性別人種死因などを特定したり腐敗や虫の付き方に大きな意味があったり……専門的であっても読みやすく解りやすく、学術的でありながらも人情にうまく訴えているところに物語としても好感が持てました。犯罪を暴いてくれる物言わぬ人々に感謝です。

2014/12/09

やん

パトリシア・コーンウェル、未読だがシリーズが大ヒットしたのでよく覚えている。その作品で一躍有名になった死体農場の創設者が語る実録物語。今まで法医学関係の本はいくつか読んできたけれど、法人類学はまた別の観点から死体の状況を解明する。人間の腐敗状況を実験によって記録するという発想が斬新だ。設立から今年で40年。今までどれだけの犯罪の解明に役立ってきたことだろう。ちょうど最近海外ドラマ「BONES」を初めて見たが、その主人公も法人類学者。文面から異臭が漂ってきそうな本書。仏教関係の絵画にもそんなのがあったな。

2020/05/07

特型ニ駆逐艦 天霧

人は死んだあとどのような経過をたどるかを、様々な条件などで実験して、殺人事件の死因の特定や殺害された月日の特定に活かすために、実験する研究所のお話です。「死体農場」と言うと怖そうなイメージですが、中身はとくにそういった感じではありません。

2008/12/21

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