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夜回り先生と夜眠れない子供たち (小学館文庫 み 9-2)

夜回り先生と夜眠れない子供たち (小学館文庫 み 9-2)

夜回り先生と夜眠れない子供たち (小学館文庫 み 9-2)

作家
水谷修
出版社
小学館
発売日
2009-06-05
ISBN
9784094084023
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夜回り先生と夜眠れない子供たち (小学館文庫 み 9-2) / 感想・レビュー

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しば

先生に助けて欲しい。自分でも頑張るから。って、甘えたくなってしまった。また、。

2015/11/19

すのう@中四国読メの会コミュ参加中

何も問題がない人なんていない。私だってつぎはぎだらけだし、出来も悪い。けれど、両親に恵まれて、地域に恵まれて、学校に恵まれた。だから私はここにいる。けれど、スタートラインは違っていて、恵まれない待遇を受ける人もいる。社会の不合理によって、そうならざるをえなかった。その人の責任じゃ、ない。私にだって、その可能性はあったはずだ。水谷先生は、そういう子供達も、どうか生きていてほしい、と。受け止めるから、と。自分の無力さを感じながらも、その人たちが幸せであることを願わずにはいられませんでした。

2012/10/09

ayako

人生とは一体何なのか。神様はいるのだろうか。 生まれつき目の見えない母親と暮らす、雄也という暴走族の少年は、母を尊敬し、母を世界一幸せにしたいと願う心の優しい子どもだった。 「俺なんて生まれてこなきゃ良かったのに」 「生まれてきてよかったんだよ。これからお母さんをを幸せにするんだろ?しっかりしろよ。そんなに弱気なら、またお母さんに心配かけるぞ」 母親が乱暴されて身ごもった子どもが自分だったことから、自身の存在に罪悪感を持っていたのだろう。先生の言葉に、泣きながら何度も頷く雄也。

2018/12/17

Lucy

自分の考え全てが正しいと考えようとする人間には、限界がある。でもきっと、そんな大人で社会は成り立っていて、意識して行動しなければ、知らず知らずのうちに自分の価値観を押し付けてしまう。これからどんな立場として社会の中で生きていくことになるのか、その社会の中で愚かな自分に何ができるのかなんて皆目検討がつかないけれど、どこにいてもこの先生のようにまずは相手を受け入れる心が持てたらって思う。

2013/10/10

子供には幸せになる権利がある。大人には子供を幸せにする義務がある。周りの大人が信用できなかったら、信用できる大人が手を差し伸べてくれるまで、待つしかない。それでも駄目なら、自分の力で探しだすしかない。時間はかかるかもしれないが、必ず見つかるはずだ

2013/07/24

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