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美の旅人 スペイン編 3 (小学館文庫) (小学館文庫 い 31-3)

美の旅人 スペイン編 3 (小学館文庫) (小学館文庫 い 31-3)

美の旅人 スペイン編 3 (小学館文庫) (小学館文庫 い 31-3)

作家
伊集院静
出版社
小学館
発売日
2010-02-05
ISBN
9784094084580
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美の旅人 スペイン編 3 (小学館文庫) (小学館文庫 い 31-3) / 感想・レビュー

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佐々陽太朗(K.Tsubota)

美を巡るスペインの旅の締めくくりはミロ。私はゴヤ、ダリを好きにはなれないが、ミロには心惹かれる。自分でもはっきりとしないのだが、ひょっとしたら生き方とその生き方から感じ取れる人格がその原因なのかもしれない。絵画に人格を求めるなど笑止。しかし描き手と描き手にまつわる伝説も含めてその画を見つめるならば、「好き」か「嫌い」かの判断にバイアスがかかってしまうのもやむを得ない。というより好き嫌いをどう感じようと自由であるはずだ。ゴヤの「砂に埋もれる犬」とミロの「月に吠える犬」を観た時、私の好みははっきりと分かれる。

2012/10/05

KAZOO

スペインの最後の巻はほとんどミロ一色という感じです。最後のほうに少しピカソの話が出てきますが、伊集院さんがこんなにミロについて語られるとは思っていませんでした。私もいくつかミロの絵は見たことがあるのですが、色彩感がすばらしいと感じただけであまり注目はしてきませんでした。この本で少しはミロの絵を注目していこうかと思いました。

2015/01/19

なおこっか

ミロの絵にはピンとこず、著者の熱心な感想を読んでもまだピンとこないが、少なくともミロという画家には好意を持った。その作品を今度は眺めてみようと思うし、マヨルカにも行ってみたい。スペイン編の終盤に著者の綴る熱烈なスペインへの想いには、ピンときた。ヘミングウェイがミロの絵を評した言葉がよい。「スペインに行ってスペインの土地で感じるものと、遠くにいてスペインを想う時に感じるものの、全く異なったふたつのものが同時に描かれてある。ふたつの異次元を描いた画家は他にいない」。

2011/06/07

Yasushi I

第3巻はミロ。ミロの優しさ、純粋な感性を改めて実感できた。ものの印象が限りなく単純化されていくミロの世界を旅しながら、少し本人の気持ちに近づけたように感じられた。次はフランス編、楽しみは続く。

2019/02/13

スエ

この本を読まなかったら、ミロの絵画に対して何かを思うことなんてなかったかもしれない。画家の魅力、絵画の素晴らしさに気づかせてくれる一冊。

2010/07/12

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