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東と西 1 (小学館文庫)

東と西 1 (小学館文庫)

東と西 1 (小学館文庫)

作家
いしいしんじ
西加奈子
藤谷治
池田進吾
森絵都
栗田有起
出版社
小学館
発売日
2012-01-07
ISBN
9784094086812
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東と西 1 (小学館文庫) / 感想・レビュー

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Mayumi Hoshino

アンソロジーの小説集。西さん、森さん以外の作家ははじめまして。「日本のどこかを描いた」というくくりはあるけど、内容にはまったく一貫性がなく、次にどんな話が飛び出してくるか予想がつかず、自分が試されているようで面白かった。特筆すべきはいしいしんじさんの「T」。正直とても読みづらい。けれど、今まで読んできた語り手=主人公の作品たちは、どんなにはちゃめちゃな内容であっても、読者に親切すぎたのではないか?突拍子もない世界に息づく主人公が物語るにふさわしい文体って、こうじゃないか?と、説得力と凄みに圧倒された。

2017/01/13

kei@名古屋

来月の誉田さんが掲載されている東と西2の文庫化前に読了。一発目のいしいさんはかなり上級者向けじゃないのかなぁ?これ一発目に持ってくる???立ち読みしてみんな買わなくなるのでは???豪華な作者陣の気がするがどれもなかなかに読みごたえがあるというのか読みづらいと言うのか。意欲的過ぎて私には少し荷が重かったです。すみだ川が後味が良かったくらいか、あとはすみません。今回は少し負けた気がしました。。。

2012/01/10

辛口カレーうどん

ものすごくクセのあるアンソロジー。 好みが分かれそうので、広くおすすめはできないが、私は面白かった。 いしいさんは、童話的な読みやすい作品と、「みずうみ」のような、読みにくい作品があるが、読みにくい方だったため、苦戦した。

2015/04/28

ピロ麻呂

西加奈子、森絵都目当てで購入。彼女たちの作品はやはり面白かったけど、1番よかったのは藤谷治さん。遊郭の女と老舗酒屋の息子の恋物語で、お互いに好きなんだけど意地をはって遠回りする。なんかドキドキした(^-^)

2015/03/14

ういママ

・・・はぁ、しんどい。この世の果てはしんどい所なのね。西加奈子さんのは割りと軽く読めたかなぁ。目に浮かぶというか現実味がある。好きなのは『極楽』、いや、絶対に好きじゃないけど、何度も読み返しました。ツライ、しんどい、悲しい、醜い。そういうネガティブな思いを幸せという言葉でつつめるのかとか、考えるのも悪くないな。『東の果つるところ』も楽しめた。たまにはしんどいなぁ~と思う心も良いものでした。

2012/08/23

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