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アラスカ 永遠なる生命(小学館文庫)

アラスカ 永遠なる生命(小学館文庫)

アラスカ 永遠なる生命(小学館文庫)

作家
星野道夫
出版社
小学館
発売日
2003-05-09
ISBN
9784094111927
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アラスカ 永遠なる生命(小学館文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

カリブーに魅せられてアラスカに渡った星野道夫。本書は彼の生前に出版されたものではなく、遺稿を集めて編纂されたもの。あとがきで「あの男は幸せだった」と語る父の逸馬。たしかにそうであったかも知れない。この本には彼が愛したアラスカの動物たちが、大地が、そして短い夏を謳歌する可憐な植物たちが写し撮られている。ここにあるのは、ほんとうに貴重な写真群だ。そして、これを残したのはまさしく星野道夫であり、他の誰でもありえなかったのだ。ベスト・ショットは決め難いが、やはり彼の渾身の自信作「ブリザード中を進むカリブー」か。

2018/09/26

SJW

動物ごとに写真とエッセイがまとめられていて、星野さんの活動と思い、それから極北の生態系を知ることができる。カリブーの大移動、グリズリーの親子、子を守るためにグリズリーを攻撃するムース、当初はなかったアラスカの花が特に印象深い。アラスカのグリズリーと度々遭遇したものの、襲われたことがなく、毎回難を逃れることができた。また星野さんご夫婦から直接聞いたのは、撮影旅行でテントに泊まっているとすぐ横にグリズリーがやって来たとのこと。熊との共生を望む星野さんはカムチャッカの熊とも共生したかったのだろうと思う。あとがき

2017/10/31

優希

写真の数々から極北の生命の息吹が聞こえてくるようでした。カメラが捉えた動物や自然は確かにその生命をひたむきに懸命に生きているのがわかります。そして手記からはフィールドで何を思い、どのように自然界を眺めていたのかが伝わってきました。偉大な自然の中では人間など小さな存在でしかないのだと思わずにはいられません。

2017/01/31

アッキ@道央民

星野さんがこれまでに出版した写真集やエッセイなどから編集された一冊。大自然アラスカへの愛情がたっぷり詰まったフォトエッセイ。写真がとにかく美しい。色彩感覚も勿論かもしれないけど、大自然の中で生きる動物園たちの伊吹が感じられるような感覚も覚える。大地の中を何日にも渡って歩き周り、カリブ-やグリズリ-、ム-ス(ヘラジカ)の貴重な瞬間を撮影したり、その執念にも驚かされる。星野さんの魂はもしかすると今もアラスカの地で行き続けているんじゃないかな。優しく語りかけてくれる大地の息吹きのような一冊ですね。

2019/02/12

Mijas

極北の世界でひたむきに生きようとする生命を星野さんのカメラがとらえる。手記を読むと、誰も見ていないのに毎年美しく咲き続ける花に感動したり、地平線の彼方に消えていくカリブーの群れをそっと見送ったり、オオカミの遠吠えに聞き入ったりする星野さんの様子が目に浮かぶ。印象的だった言葉は「人間にはふたつの大切な自然がある」。フィールドで過ごす時間を大事にしてきたからこそ生まれる言葉は、哲学的なまでに昇華している。森の中に作った家がかわいい。アザラシやラッコ、グリズリー、動物たちの無防備で愛くるしい写真に癒される。

2016/10/13

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