沙漠の国の物語~暗夜流々~ (小学館ルルル文庫 く 1-9)
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沙漠の国の物語~暗夜流々~ (小学館ルルル文庫 く 1-9) / 感想・レビュー
らじこ
最高に面白かった!なにもできないくせに、弱いくせに、戦えないくせに、あがいて、見据えて、立ち上がって答えを出していく。できることを探して自力で前に進んでいくラビサが愛おしい。ジゼットが好きになるのも頷ける。一方ジゼットはといえば、住む世界の違いを知り、恐怖し、葛藤して、自分の願いをつぶしてまで守ろうとする。そんな、彼の愛し方が愛おしい。ビッキやゼクス、アリヤを交え、周囲が距離を離した2人を育てていくところも美味しいところだ。陰謀と摩擦を描くのが上手な作家さんの掌の上で完全におどろされてしまった。
2020/05/11
織花
ラビサとジゼット、離れて思う覚悟、生き方。一緒にいたい、というシンプルな思いなのに、難しいなぁ。もだもだ。ラビサがまっすぐで、惑わされても見当違いに元気に立ち上がって周りを巻き込むつよさ、かわいさが好き。彼女自身が大きな風のような。ジゼットの迷いもわからんでもないが、頑張っていい男になって、この苦労性!と応援の気持ち。脇役さんたちが大活躍な一冊でした。
2011/09/03
ASKA
痛々しい一冊でしたが、すれ違って、離れた上でそれぞれが出した結論が眩しい。あとは壁を乗り越え、もう一度手を取るだけだー!
2010/01/08
たぽんた
アリヤグッジョブ!
2012/12/07
刻猫
沙漠全体を巻き込んでいく、大きな嵐の予感。けれど、皆が覚悟を決めて進んでいけるなら、ハッピーエンドに繋がっていけると信じている。あと、大きな目標を達成するのは重要だけど、それぞれが小さな幸せを見失わないように。
2011/09/15
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