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夜の虹の向こうへ

夜の虹の向こうへ

夜の虹の向こうへ

作家
高砂淳二
出版社
小学館
発売日
2012-10-22
ISBN
9784096820728
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夜の虹の向こうへ / 感想・レビュー

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やすらぎ🍀

地球を星と感じられるハワイ。ここにある誰もいない青い夜。海辺に浮かぶ月光が雨を照らして現れる、うっすらと夜空に架かる白い虹。雲間からの微かな月明かりが夜空を舞う滝しぶきをブルーに染め、蒼白い霧のなかに小さな虹が現れる。人と自然は深く繋がる。あの雲や風に乗る鳥は私たちを見つめている。人間は弱いから間違いを犯すし、つい人を傷つけたりもするだろう。後悔の先に自らを受け入れ素直にいまを生きること、あらゆる自然に語りかけ感謝することでまた虹と出合える。本当にやりたいことや大切なものが、夜の虹の向こうにあるのだろう。

2023/01/28

キジネコ

私は宗教を必要としていません。しかし矛盾するかも知れませんが信仰の必要を感じます。大きなものを賭して神仏に祈りを捧げる方達にキツク叱られそうですが神様仏さまの大ファンです。此の本は写真家が出会ったネイテイブハワイアンを通して夜の虹を追うことになった経緯が語られます。文章以上に神々しい写真と人との出会いが描かれます。私は、此の本を介して大袈裟な言い方ですが神様と対面しました。「神は多様性との出会いを人に与える」言葉が扉を開き、神様が私に何をしているのか?気づきました。その存在との周蜜で芳醇な対話なのだと。

2023/02/14

ぶんこ

ナイトレインボー、ダブルレインボー、まん丸なレインボー、そして白いイルカ等々、所々にはさまる写真が息を飲むように素敵でした。 ハワイでネイティヴ・アメリカンの人々と出逢い、自然と人間とのかかわりを学び、素直になっていくのが、手に取るように分かります。 「ホ・オポノポノ」といわれる、「ごめんなさい・許してください・愛しています・ありがとう」の4つの言葉を唱えると、物事が好転するという考え方。自分を赦し、周りを赦して、嫉妬や怒りを手放しさえすれば、ふたたび光を取り戻すことが出来る・・・素晴らしい考え方ですね。

2014/06/26

DEE

ハワイで知った夜に出る虹。そしていく日もしないうちに実際に目にした著者の周りで起こる様々な変化。 もちろん偶然だと思う。 でもそれを当人がどう捉えるかで見え方は違ってくる。 そしてそれが良い方向であるなら、他人がとやかく言うことではない。 こんなキレイなナイトレインボーの写真が撮れたなら、素直に「おめでとう」と言いたい。

2021/05/05

リップ

夜空に浮かぶ虹。ハワイでは最高の祝福とされており、それは大きな変化の象徴と言われる。精霊や先祖の霊、そういった目に見えないものを信じて生きているのは、生まれた時から科学に囲まれている私には不思議に映る。だが宇宙の全てを知ろうとする反面、理論に合わないものは排除するなど、傲慢以外の何物でもない。私達は自然に、先祖に、動植物たちに生かされているのだから。それらへの感謝を常に心がけている人達の暮らしは、「私達とは考え方が違うのだ」と一見違いを受け入れているような言葉で理解を拒むべきではない。

2016/10/24

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