KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

浮世絵動物園: 江戸の動物大集合!

浮世絵動物園: 江戸の動物大集合!

浮世絵動物園: 江戸の動物大集合!

作家
太田記念美術館
赤木 美智
渡邉晃
日野原健司
出版社
小学館
発売日
2021-05-19
ISBN
9784096823606
amazonで購入する Kindle版を購入する

浮世絵動物園: 江戸の動物大集合! / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

あすなろ

多数の浮世絵の動物を抽出し、コミカル調も取り入れて解説したビジュアル本。日本というのは今のコミックやアニメに通ずるこうした細かい絵的なものの創作力と空想力、そしてそれを多数の人が愛でるということに昔から長けていたのだなと思う。擬人化能力にも長けていると思う。また、こうしたビジュアル解説本を僕はあまり見ない方だが、技術の発達により浮世絵に描かれている動物達を思いのままにズームアップし、周りをホワイトアウトして抽出するということで違う楽しみや見方が出来るということにも気がつく。家族で笑い合えた一冊となった。

2021/09/04

pohcho

動物が登場するさまざまな浮世絵を紹介する一冊。「手紙が気になる犬・・・がいちばん気になる!」や「珍獣じゃないよ、朕だよ」などのキャッチコピーが楽しい。アニマル柄の着物にも驚き(さしずめ現代なら関西のおばちゃんファッション?)蝙蝠柄が流行っていたそうで、なかなかかっこいいのだ。雀の遊郭、踊る猫に鳥に蛸(!)、兎の相撲などの擬人化作品も遊び心満載で面白かった。大好評だった同名の展覧会がベースになっているそうで、太田記念美術館に行きたくなる。

2023/12/22

どぶねずみ

浮世絵に描かれている女性の着物の絵柄を見て、金魚だったら「これからお見合いなのかな?」とか考えながら鑑賞できるようになりたい。薄気味悪いイメージのこうもりが、まさか幸福の象徴だとはねぇ。着物だけでないけど、動物を愛玩するのは江戸時代から変わっていない。でも、犬が家庭でなく街単位で飼われていたとは知らなかった。話は反れるけど、40~50年前に野良犬がざらにいたのはその名残だったりして?? 見たことない浮世絵もたくさんあって楽しかった。

2021/07/24

遠い日

浮世絵には当時の事物が、大抵のものは描き込まれている印象ですが、動物たちもありとあらゆる描き方で残されています。その楽しさ、その滑稽さ、その軽妙な可笑しみ、愛すべきものがあります。漫画の元祖のような位置へと移って行くのもおもしろい。

2021/06/17

ユウティ

良かった!大きくて鮮明な絵だから、ぼかしの色がスンバラしかったり、毛の一本一本が綺麗に見えて感動したりした。扉には英語の説明も載っているから、海外勢も見て一緒に魅入ってほしいな。犬猫に自分の着物とお揃いの首輪を作ってるの可愛い〜。アニマル柄のファッションもいい。風呂上がりの藍色のタコ絞りや、蝙蝠柄などが粋で姐さん方が凄いカッコいい!擬人化ワンダーランドも好き。忠臣蔵パロで由良之助がナメクジ刀持ってるのとか笑ってしまった。魚介類の合戦や雀の遊郭、タコの踊りも気に入った!なんて楽しいの、浮世絵動物園!

2021/10/04

感想・レビューをもっと見る