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会いたくて会いたくて

会いたくて会いたくて

会いたくて会いたくて

作家
室井滋
長谷川義史
出版社
小学館
発売日
2021-01-29
ISBN
9784097250968
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会いたくて会いたくて / 感想・レビュー

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starbro

室井 滋 原作×長谷川義史 絵の絵本ということで読みました。コロナ禍の今だからこそ、子供から大人まで読むべき温かい感動絵本です。少し気が早いですが、今年のBEST絵本かも知れません。 https://www.shogakukan.co.jp/news/313702

2021/02/05

chimako

これも室井滋さんご本人の朗読で。施設に入っているおばあちゃんに会いたいケイちゃんのお話。コロナという言葉は一回も出てこないけれど今のこの状況を描いているのだとわかる。元気なのに会えない事で疑心暗鬼のケイちゃん。何とかしておばあちゃんの顔が見たいと考える。ケイちゃんに気づいたおばあちゃんは糸電話を垂らしてくれるよ。細い糸で伝わってくるおばあちゃんの声。いろんな話をしてもらった帰りに見つけた四つ葉のクローバー。リモートでちゃっちゃと終わられることが主流になりつつある今。緩な時間の流れの大切さも教えてくれる。

2021/02/20

☆よいこ

絵本。ボクは大好きなおばあちゃんに会いたくてホームに行く。だけど面会できない。3階の窓から顔を出したおばあちゃんと糸電話ではなす。「大切なのは人を思う心。気持ちが強ければ、行けなくても会えなくても、いろんなものがキラキラとかがやいて見えてくる」「時間を止めて、じっくり世界を見つめてごらん」本当は抱っこして欲しい、頭をなでて欲しい。寂しさを胸に歩いていたら、四つ葉のクローバーを見つけた。▽思いやりにあふれている良本。

2021/06/26

jam

絵本の本質は、普遍的な物語性にある。わずかなページに綴られる言葉が、時に忘れていた感情を呼び覚まし、時に静かに寄り添う。そこに描かれるのは、お母さんや猫、お姫さまや虫、花や数字…この世界のあらゆる欠片。それらが救いも赦しも超えて魂の深い部分に触れる。この作品の男の子は、大好きなおばあちゃんに会いたい。会いたくて会いたくてたまらない。「会いたい」って、なんてシンプルで切ない響きだろう。そこには哀しみとともに希望が宿る。きっと誰もが誰かに会いたい。ただ、会いたい。たとえ夢でもいいから。

2021/06/24

とよぽん

長谷川義史さんの絵がいつもとは違う感じで、この話に合わせて描かれたのだろうと思った。室井滋さんとのコンビで何冊も絵本を出していらっしゃるが、今作はこれまで以上に切なくて繊細なお話だった。会えないときも思いはつながっている。

2021/05/27

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