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覆す力 (小学館新書)

覆す力 (小学館新書)

覆す力 (小学館新書)

作家
森内俊之
出版社
小学館
発売日
2014-02-03
ISBN
9784098251957
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覆す力 (小学館新書) / 感想・レビュー

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tatsuya

森内さんに興味があって拾い読み。羽生さんを客観的に見る目と自身を客観的に見る目が書いてあって面白かった。勝負の世界では心技体のバランスと負けを次に活かし運を味方につけることが大切になる。一手の好手のみで勝負がひっくり返るようなことはなく、逆にそれまでの良い流れをすべて壊してしまうような「逆手を許す悪手」はある。人生も同じだと思った。

2016/10/26

sas

十八世名人の森内棋士の本。将棋の本というより、森内さんの生き方、考え方が書かれた自伝のような内容。将棋に詳しくなくても生き方の参考になる。今では名人という立場になったが、ここにたどり着くまでは、同期に羽生さんというスーパースターがいるため挫折の連続。圧倒的なライバルの存在に対して、自分の良さとは何か、どうしたら強くなれるかを考え抜いてきた。一番大事なことは、「考える根気」「あきらめない気概」だという。ぶれずに正しい道を進む、二度目のミスはしない、負け方が大事という哲学も将棋に限らず参考になる言葉だった。

2014/10/12

太田青磁

「勝てる、名人になれる、本当になるのか?なってしまうのか?」・相手と勝ち負けを競いながら、棋譜という作品をともに作り上げる・局面を観察して分析し、最善手を求めて考え続ける根気・いかにミスをしないか、少なくするかという戦い・奇をてらわず、局面ごとの最善手を指す・一回目のミスを反省したら、二回目が起きないように備える・格好が悪くても、粘り強く指しているうちに、光が射すこともあるのだ・努力を分かりやすく言うならば“周到な準備”かもしれない・決して完全でない人間が、論理的な思考を巡らして戦う。それこそが将棋なのだ

2017/04/01

Lee Dragon

森内さん、一般の人はあまり知らない人が多いと思うが羽生さんのライバルと称される人だ。しかし、ライバルや友人と表すのはあまりに軽すぎると感じた。同世代にスーパースターがいることの重圧、劣等感、様々な辛酸を舐めてきた森内さんならではの話。彼は自分を知る努力を行い、強みを生かして戦ってきた。天才と称される羽生さんからも学ぶことが多いが、森内さんのほうがより共感できた。とはいえ、戦っている次元が違うので私と森内さんが同じ土俵で考えるのもおこがましいのですがね…

2018/01/25

ひろ☆

森内竜王・名人の人柄が出てる。羽生世代でどうしても、比較され、プレッシャー、葛藤の中で、何を考えて戦っているのか。森内さんの場合は、真面目にコツコツ、一歩ずつ、自分のできることをやっていったんだろうな。 一度のミスは仕方ない。二度目のミスは結果的に致命傷になることが多い。冷静になって丁寧に考え直すこと。

2014/08/27

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