読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

こころのナース夜野さん (1) (BIG SPIRITS COMICS)

こころのナース夜野さん (1) (BIG SPIRITS COMICS)

こころのナース夜野さん (1) (BIG SPIRITS COMICS)

作家
水谷緑
出版社
小学館サービス
発売日
2020-01-10
ISBN
9784098604760
amazonで購入する Kindle版を購入する

「こころのナース夜野さん (1) (BIG SPIRITS COMICS)」のおすすめレビュー

心の病気は本来のその人に戻るための過程なのかもしれない――精神科ナースと患者の関わりを描いた漫画『こころのナース夜野さん』

『こころのナース夜野さん』(水谷緑/小学館)

 病気。その多くは自覚症状、あるいは検査や医師の診断を経て“目に見えるもの”として私達の前に現れる。そして私達はあらゆる薬や手術で原因を取り除こうとする。

 ただ、“心の病気”に関しては別だ。いくら心が痛くても、薬や手術だけで治すことはできない。誰にでも効く心の薬はないのだ。『こころのナース夜野さん』(水谷緑/小学館)は、そんな心の病気を抱える患者と、精神科ナースの関わりを描いた作品だ。

 OLから精神科のナースへ転職した主人公、夜野さんが働くすみれ精神科病院には、様々なバックグラウンドから心の病気にかかってしまった人が訪れる。

 電話越しに突然「虫が見える!」と訴える男性や、毎日リストカットをして傷跡を見せに病院へやってくる女子大生、自分を責めたてる声が毎日聞こえるサラリーマン。夜野さんにとって目の前で起こるすべては、経験したことがない初めての出来事ばかりだった。それゆえに、彼女はそんな患者さん達の言動に毎回うろたえてしまう。

 また作中では、患者の言動から「安定していない」と思い込んでしまい、先輩ナースに「…

2020/5/19

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

こころのナース夜野さん (1) (BIG SPIRITS COMICS) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

akihiko810/アカウント移行中

3巻まで。精神科病院の新米ナースの物語。 著者の作品は「精神科ナースになったわけ」は読んでいる。こちらはフィクション。自傷・自殺未遂・薬物依存やDV、孤独死など、精神問題を抱えた人たちとの交流を描く。軽い鬱などではお話にならないからなのか、なかなかヘビーな病状の方ばかり出てくる。重度患者専門の医療機関というのがあるのかどうかは知らないが、大変な仕事だよなーと思う。病気に至るまでの背景も十人十色で、興味深かった 

2021/10/23

ふじ

人の心の深いところの違和感を、決して否定せずに受け入れる。定時帰りだって血が流れなくたって、精神科ナースは人の命を預かる仕事。誰にだってできることじゃない。

2021/10/12

病んだ人たちも気になるが、どうしても治療者のリアクションそれぞれに目が行ってしまう。注射一本、手術でごそっと摘出でどうにかなるもんじゃないし(とはいえ、子供の頃にはしょっちゅう見かけた、マンガとかだけどね、ロボトミーみたいなのもよぎるのだ)。だからか、表紙にあるような真夜中の誰もいない部屋の長椅子に座っていると、黙って隣に座ってくれるというのは、意外と心に響いたりする。

2020/07/13

おーすが

精神科ナースが出会う苦しむ人たちのおはなし。広告で見て買うきっかけになった虫の幻視に悩むおじさんの話がやっぱり印象的だったかな。問題の解決法は人それぞれで、見えてるものはやっぱり見えていてそこにあるにだからな…と思ったりする。リスカ女子のはなしも根が深くて、ラストは希望がもてなくもないが単純な解決などないのだ、と思わされる。自分なりの工夫こそがだいじかもねとふわっと思わせてくれる良い本。描き方も優しいし、スタッフの人間性もそれぞれでリアリティがある。

2021/11/27

Inuko

精神科病院の新米ナースの物語。医療者の適切なかかわりによって病気に対処する様子や、心の病気が引き起こす症状がわかりやすく描かれていると思う。「心の病気」と聞くと特殊なイメージが先行してしまうが、この作品には患者への思いやりが溢れていて、読後ほっとした気持ちになった。あたたかい雰囲気の絵も好きだ。決めつけないこと、自分の秤ではからないこと、相手を知ろうとすることは、日常の人間関係でも本当に大切だと思う。心に残ったセリフ。「リスカした時止められなくてほっとした。私を認めてくれた。」

2021/02/19

感想・レビューをもっと見る