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重版出来! (14) (ビッグコミックス)

重版出来! (14) (ビッグコミックス)

重版出来! (14) (ビッグコミックス)

作家
松田奈緒子
出版社
小学館サービス
発売日
2020-02-12
ISBN
9784098605408
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重版出来! (14) (ビッグコミックス) / 感想・レビュー

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hiro

目次で「担当失格!」「町の本屋さん誕生!」が目に入り、浮き沈みがありそうな巻だろうと思う。まず『ピーヴ遷移』の連載を始めた中田だが心の安定が保てず、編集者として黒沢にも担当失格!という最大の試練がやってくる。もちろんここでくじける黒沢ではない。書店を辞めさせられた河が、黒沢ら仲間の協力を得てブックカフェ形態の町の本屋さんを開く。実際、町の本屋さんはなくならないでほしいが、自分自身も小説は図書館、漫画も割引クーポンを使って電子書籍で購入している。でもこんなブックカフェがあれば、是非利用して本も購入したい。

2020/02/15

るぴん

レンタル。自分が描くキャラクターに同化してしまう中田くんは心配だけど、河さんは良かった‼︎「好きだから応援しただけなのに、好きを返してもらえるなんて、思いもしなかった」。河さんを応援したいという人がたくさんいるのは、彼女がやってきたことの証明。取次のお仕事ってこんな感じなのか。バイブスの新編集長はどんな人なのかしら?

2020/07/18

saga

作中のキャラと同化して奇行が目立つようになった中田。それに入り込み過ぎて、担当する高畑とのアポを失念してしまった心。痛恨のミスだ。そんな中、リストラの憂き目にあった書店員・河。しかし、河や心の人脈で、個人書店開業に向けて動き出すのを読むと、自分の心が温かくなるのを感じた。

2020/03/07

JACK

☆ 漫画家、編集者から、営業、取次ぎ、書店員といった多くの人たちを経由して読者へと届ける、漫画に関わる人たちを描くお仕事漫画。人付き合いの下手な漫画家の中田の苦悩と、それに振り回され、自信喪失する黒沢を描く前半と、リストラされた書店員が本を売る仕事を続けたいと奮闘する後半、どちらのエピソードも素晴らしい。読んでいて主人公に感情移入して落ち込んだり、ワクワクさせられたりと、いつも心を揺さぶられる作品です。後半の盛り上がり方がたまりません。読んでよかった。

2020/02/22

ぐうぐう

苦労し、作り上げたヴィラン・ドルク。そのドルクの毒に侵されていく中田。漫画内のキャラクターは、所詮作り物、嘘だ。しかし、生まれる過程には作者の想い、時には嫌な記憶が作用していたりする。キャラクターに魅力があるとは、それだけリアルであるということなのだ。読者にも、作者にも。中田が「紙に描かれた手に見えて」自分の手をペンで刺す行為は、キャラクターのリアルを反転した象徴的なエピソードだ。つまり、ドルクが本物で、中田が漫画内の嘘という倒錯。チーム河による町の本屋さんプロジェクトもいい。

2020/02/15

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