阿・吽 (13) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
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阿・吽 (13) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) / 感想・レビュー
星落秋風五丈原
2巻より何度となく書物に耽溺する姿が描かれてきた最澄が空海に「理趣釈経」の借用を申し出て断られるエピソードが登場。唐から持ち帰ってきた書物を渡してきた事もある空海が今回断ったのは、流れから見れば確かに違和感が否めない。空海が「文章修行ではなく実践修行によって得られる」との見解を示して拒絶、以後二人の交流は絶たれる。本作では最澄最愛の弟子泰範を巡る三角関係の様相も示しているが、空海=実践派、最澄=理論派という区別は序盤から明確に為されてきた。雨乞いのような一種の政治ショーの依頼を朝廷から受けるのも空海。
2021/02/13
あーびん
天台宗の祖として空海とは違う道を歩むことを選んだ最澄。空海と最澄の決別のときが刻々と迫る。ああ、次巻は修羅場かな...空海が最澄に伝法灌頂を受けるまでに3年かかると言った真意がわかったけれどもう遅い。法相宗の徳一の村は映画ミッドサマー感があって怖い。
2021/02/23
まふぃん
仏教も新興宗教のような危うさがあったんだね。仏教の普及の上では避けられない道なんだろうな。
2021/10/25
毎日が日曜日
★★★★
2021/09/13
karutaroton
筑紫の国のおっさんも、徳一も、言ってること分からんではないな。社会の、集団の幸福の最大化のために部分的な犠牲はやむなしとしてよいのか、との問いには、後で後悔するかもしれないけどその時に判断するしかないように思うな。次で完結かな?
2022/11/20
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