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健康で文化的な最低限度の生活 (11) (ビッグコミックス)

健康で文化的な最低限度の生活 (11) (ビッグコミックス)

健康で文化的な最低限度の生活 (11) (ビッグコミックス)

作家
柏木ハルコ
出版社
小学館
発売日
2022-02-28
ISBN
9784098612093
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健康で文化的な最低限度の生活 (11) (ビッグコミックス) / 感想・レビュー

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ネギっ子gen

【生活保護のリアルに触れる】というキャッチコピーは、正しい。テレビドラマは終わっても、生活保護ケースワーカー・義経えみる。奮闘しています! 今巻では、「オレンジパルム」に住む受給者を支配する石橋から暴行を受け、逃げ出しホームレス状態である角間の「安全」を確保するため、えみるは住居探しに奔走――。巻末に「生活保護Q&A」と、取材者名を列挙して、謝辞。カバー初登場の五反田君、ちょっと活躍。最後は、角間の成育歴の話。“ケース記録にない角間さんの過去”を知る。軽度の知的障害者は、NO支援だから、生き辛いんだよね。

2022/04/22

読特

貧困ビジネス編は完結するのかしないのか。登場人物全てのその後が知りたいが、これで締めかもしれない。反社会勢力と向き合うケースワーカー。それも福祉の仕事の一つ。法に反する行為がなければ警察は頼れない。どのような人であろうと困っていれば支援の機会を与えねばならぬ。もう一つのテーマは住居。行政手続きには住所と連絡先が必要。ホームレスには、住まいが先か、支援が先か。大部屋の無料施設ではいじめも起きる。個室のシェルターを提供してくれるNPOがある。もしも宿なしになったなら、その存在にどんなに助けられることか。

2023/08/26

パンダプー

だんだん読みやすくなってきたのは、ヒロインが成長したからかな。 同じような題材を扱うコミックや小説数ある中では後発だけど、描き方がだんだん丁寧になってきていい感じ。ヒロイン失敗、空まわり、何故か心が通じてうまくいく…みたいやドタバタはウンザリなので。

2022/02/28

だまし売りNo

貧困ビジネス編の最終局面である。住まいの貧困が貧困ビジネスの温床になる。安全な住宅を提供するハウジングファーストは解決策になる。一方で杓子定規な公務員仕事が障害になる。

2022/03/05

モルテン

明らかな悪意をもって犯罪をする者と対決するのに、ケースワーカー1人では不可能だ。管理職と組織が一丸とならないといけない。今巻は犯罪と向き合う時の管理職と組織の在り方もテーマになっていたように思う。生活保護はお金で援助する福祉制度で、お金が絡むゆえに犯罪と接することもあるのだと気づいた。また、角間さんのケースは障害をないことにされてきた故の生きづらさにも言及されている。犯罪と障害。このようなテーマを一般漫画誌のマンガとして面白く描け、しかもリアルで考えさせられるものになっていることに驚く。

2022/03/07

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