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劇光仮面 (1) (ビッグコミックス)

劇光仮面 (1) (ビッグコミックス)

劇光仮面 (1) (ビッグコミックス)

作家
山口貴由
出版社
小学館
発売日
2022-05-30
ISBN
9784098613632
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劇光仮面 (1) (ビッグコミックス) / 感想・レビュー

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サケ太

かなり、面白い。何が?と問われると少し困る。特撮をモチーフに大学時代の青春、歳を重ねた現在の状況を交差させつつ物語られる、仮面のヒーロー。伏龍が出てきたときは、おおっと感じつつ、そこに美を感じる主人公に共感してしまう部分もあった。確かな漫画力で活写される人々。現実と空想。不穏なワードも残しつつ、どのような方向性に舵をとっていくのか気になる作品。

2022/06/02

のれん

この作者は鬼気迫る作風が魅力。強靭な肉体を描いているのに耽美があると言えば良いのだろうか。 登場する特撮は分かりやすい元ネタがあり、かの戦争に対する狂気やメッセージを伝える。そこまでなら良くあるテーマだが、今作はさらに一歩踏み込んで、善性の恐怖を描く。 何物にもなれない不適合者は透き通った自己犠牲でしか、社会に関われないとしたら。伏龍のように、イカれた世界でしか英雄になれないとしたら。愚かで哀れで屈強な姿に悲しみながら憧れる。とても儚げな英雄譚だ。後ろ暗さを肯定する作者の集大成。三島由紀夫を思い出す。

2022/06/05

澤水月

物凄い作品が始まった! 主人公の名が「実相寺ニ矢(おとや)」て所から気合い溢れてる。いまの日本で現実にある事件・事案と大学の元特撮サークル員、そして先の大戦と詰め込みまくり。30目前の今、青春期、大戦時に実在した悲劇と戦後日本…。若先生思い切った移籍、しかと見届けたい。「バンドでも芸人でも売れたら尖った発言できない」てひと言が刺さった…

2022/06/03

コリエル

わりと後書きで言いたいこと全部言ってる気がする。仮面に託されたメッセージと、ぽっかりと空洞のあいた男が揃った時、ヒーローは励起される。主人公実相寺は劇光服を再び纏わずにはいられないだろう。その時、かつて志を同じくした仲間たちがどのようなリアクションをしていくのか。当分はそんな感じで話が進むのかな。

2022/06/03

ぷほは

前作を急に終わらしたのは未だに納得いってないが、正直今作の読後はそれを凌駕するインパクト。シン・ウルトラマンやMCUだけではないのだ、現代のヒーロー物語を描けるのは!若先生がいらっしゃるのだ!現実への敗北を宿命付けられていることは何の障害にもならない。なぜなら自己の空虚さ=零度の内面にこそ、最も美しく輝く鎧が映えるのだから。エグゾスカルの続編であることをテーマに基礎づけ、シグルイや怨身忍者たちの「まつろわぬ民」としてのマイノリティ性がオタク的偏執とリンクしつつ、戦後日本の擬制へと射程が届く。激アツの1巻。

2022/06/01

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