ポーの一族 復刻版 限定BOX: フラワーコミックススペシャル
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ポーの一族 復刻版 限定BOX: フラワーコミックススペシャル / 感想・レビュー
紫羊
諸々の原点。小学生の時に出会い、今や私を形作る細胞の一部と化している。久々に読み通したが、その魅力は全く色褪せない。
2018/03/28
ぐうぐう
復刻版で『ポーの一族』を再読。フラワーコミックスで読むことの感慨が大きい(FC−1の文字がまぶしい)。全話読了後、萩尾望都が本作を描くにあたって、その着想を得たという石ノ森章太郎「きりとばらとほしと」を読んでみた。なるほど、ヴァンパイアという設定もさることながら、過去・現在・未来という構成は、まんま『ポーの一族』の構成にスライドされている。そもそも、手塚治虫『新選組』の影響ばかりが取り沙汰される萩尾望都だが、石ノ森章太郎からの影響も実は大なのだ。(つづく)
2016/05/10
アイシャ
『ポーの一族』5巻セット。一気読みしたかったのに、なかなかに時間がかかった。美しい絵に、壮大なストーリー。改めてこの頃の萩尾さんの絵は美しいな。全部通して読んだのは2度目なのだが、ほとんど忘れていた。やはりギムナジウム物の『小鳥の巣』が圧巻。『11月のギムナジウム』と『トーマの心臓』の間に挟まれて発表されていたのね。年代を追いながらまた詳しく読んでみたいし、アラン消失の様子もわかったので、最近書かれていた作品も改めて読んでみたい。
2022/06/14
青龍
初めて「ポーの一族」読んだのは、35年以上前、同級生から借りたこのコミックだった。その後、自分で購入したのは、作品集だったため、この機会に予約して購入した。久しぶりに読み返すと、懐かしさとともに「重さ」も感じる。この頃に、こんな作品を生み出した萩尾先生には、感服する。優れた作品は、何年経っても色褪せないということが、わかる。キングポーは、今でも何処かの地下で眠っているのだろうか?
2016/05/15
R子
パンパネラと呼ばれる吸血鬼、ポーの一族の物語。エドガー、メリーベル、アラン…その名は人々の記憶に刻まれ、時を越えて語り継がれる。構成が時系列でないところがより切なさを誘う。文庫版だとまた話の順番が違うのだそう。エドガーがメリーベルを思う気持ちの強さに何度も胸打たれた。エドガーもアランも、さみしさを埋められないまま時を翔ける。「なぜ生きているのか。」その問いはあまりに厳しい。儚く美しいお話だった。きっとまた読む。
2016/05/23
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- 2023-03-20
- ISBN
- 9784766002294