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騎士団長殺し 第1部: 顕れるイデア編(上) (新潮文庫)

騎士団長殺し 第1部: 顕れるイデア編(上) (新潮文庫)

騎士団長殺し 第1部: 顕れるイデア編(上) (新潮文庫)

作家
村上春樹
出版社
新潮社
発売日
2019-02-28
ISBN
9784101001715
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「騎士団長殺し 第1部: 顕れるイデア編(上) (新潮文庫)」のおすすめレビュー

BOOK OF THE YEAR2020投票スタート! 『蜜蜂と遠雷』、星野源『よみがえる変態』もランクインした昨年を振り返る!

 毎年、雑誌『ダ・ヴィンチ』が「今年、いちばんよかった本」を決めるBOOK OF THE YEAR2020の投票が9月4日(金)よりスタート! 今年はどんな作品が選ばれるのだろうか? 昨年ランクインした作品は何冊読むことができただろうか?

『蜜蜂と遠雷』(恩田陸/幻冬舎)

 BOOK OF THE YEAR 2019の文庫部門1位に輝いたのは、史上初の快挙となる直木賞と本屋大賞をダブル受賞した『蜜蜂と遠雷』。「読み終わって外を歩いているとき、いろんな音が聞こえて“世界は美しい”と心から感じた」(29・女)など、感動の声が多数あがった。

『十二人の死にたい子どもたち』(冲方丁/文藝春秋)

 2位の『十二人の死にたい子どもたち』はキャッチーな題名と実力派若手俳優が競演した映画化作品で注目を集め、「現在の若者の心理の複雑さが見事に描かれている」(37・男)と絶賛! 3位『陸王』もドラマ化作品に惹かれ、「ドラマとの違いを見たかった」(49・男)と原作に立ち返った人が多かったよう。

『陸王』(池井戸潤/集英社)

 ベスト3からも見られるように、2019年も映像化…

2020/9/4

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騎士団長殺し 第1部: 顕れるイデア編(上) (新潮文庫) / 感想・レビュー

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あきぽん

妻と別れ、小田原の山荘に一人住む画家の物語。ファンタジックで、ミステリアスで、ホラーな村上ワールド。その物語は暗喩に満ちており、私如きの読み手にはテーマは容易に読み解けないが続きが気になる。

2019/04/09

tokko

ハードカバーは知り合いから借りて読んでいたので、二度目になる。一度目は無我夢中で一気に読んだけれど、文庫は第1部からだいぶ間隔があいて第2部が出るようなので少しずつ読むことにした。(それでもあっという間に読めちゃうんですけどね)何かを失ったり、世間から隔絶されたり、異世界と交わったりこれまでのディティールと共通する部分があるんだけどやはりおもしろい。今回はゆっくり読めたので、ショルティの指揮する「ばらの騎士」のLPを買ったり、上田秋成の「二世の縁」を読んだり触発されながら楽しめた。

2019/03/15

rueshё

20年以上前から読んでる作家だから読みやすい。サクサク入ってくる。デビュー作からブレずに、独特な形容が好きな人なんだなあ。この巻は起承転結の「起」の部分なんだろうな。物語設定(人物設定、状況設定)な感じ。

2019/11/30

ミッフー

いよいよ始まり始まり✨ 予想通り、理屈っぽく面倒な男が今回も主人公😅また離婚した女房もよく似た屁理屈屋💦セフレの人妻が二人いて😍相変わらずオペラ、クラシックといった高貴な音楽を愛し、ジャズピアニストの奇人セロニアス・モンクも好み、自炊をよくやり特に頻繁にサンドイッチを作り、コーヒー、ワイン、ビールを飲みながら食す🍴ここまでは想定範囲の村上人物設定、特段驚きはなし🤔半ばから登場した肖像画クライアント免色氏登場により物語が動き出す👀免色氏の過去、敷地内石の下の洞穴、鈴、一体❓❓❓下巻に進みます👣

2019/03/09

かみぶくろ

もう文庫化、ありがとう新潮社。かなり落ち着いた立ち上がり。妻を失うところからスタートしたりは思い切り既視感だが、もはや村上春樹的様式美と言っていい堂々とした佇まいすら感じる。少なくとも第一部上巻においては、いつもよりけっこうリアルな路線。一人称で「私」を使っているのもあり、文章もお得意の比喩もかなり控えめな印象。個人的に好きな雰囲気ではあるが、ここからどんどん非リアリズムな世界に移行していくんだろう。それはそれで楽しみ。

2019/03/18

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