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わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫)

わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫)

わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫)

作家
朱野帰子
出版社
新潮社
発売日
2019-01-29
ISBN
9784101004617
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ジャンル

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「今の社会のいろんな面を取り入れている」 ドラマ『わたし、定時で帰ります。』第1話、さまざまな働き方に共感の声続出

『わたし、定時で帰ります。』(朱野帰子/新潮社)

 2019年4月16日(火)に、吉高由里子主演ドラマ『わたし、定時で帰ります。』の第1話が放送。さまざまな思いを抱えて働く社員たちの姿には、「それぞれの言い分が痛いほどよく分かる」と共感の声が続出した。

 原作となるのは、朱野帰子による小説。吉高は独自の信念を持って仕事に臨む女性・東山結衣を演じる。結衣が働いているのは、WEB制作会社「ネットヒーローズ」。誰もが当たり前のように残業を繰り返す社内で、結衣は効率よく仕事を終わらせ定時の18時に帰ることをポリシーとしていた。

 そんな彼女の姿勢をよく思っていないのは、小学校から1度も休んだことがないという真面目な社員・三谷佳菜子(シシド・カフカ)。三谷は新人・小泉咲(ついひじ杏奈)の教育係を担当していたが、厳しすぎる指導に小泉はウンザリしていた。もっと優しくした方がいいと結衣がアドバイスしても、三谷は最初だからこそ甘やかすべきではないと頑なな態度。三谷の細かくて厳しい指導にしびれを切らした小泉は、三谷のパソコンのパスワードを勝手に変更して会社から逃げてし…

2019/4/23

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“残業ゼロ”がモットーの私の前に現れた“ブラック上司”――吉高由里子主演で『わたし、定時で帰ります。』ドラマ化!

『わたし、定時で帰ります。』(朱野帰子/新潮社)

 朱野帰子の小説『わたし、定時で帰ります。』が吉高由里子主演で実写ドラマ化決定。残業ゼロをモットーとした新しいお仕事ドラマとあって、「これは会社中に広めたい」「吉高さんのOL役すごく楽しみ」と話題だ。

 同作の主人公となるのは、絶対に残業しないと心に誓うWEB制作会社勤務のOL・東山結衣。結衣は入社以来残業ゼロを貫いており、誰よりも効率とスピードを重視して仕事をこなしている。そんな彼女の前に現れたのは、新任の部長・福永清次。福永は結衣と正反対の思想を持つ“ブラック上司”だった―。

 原作は2018年に発表され、単行本の出版をきっかけに定時退社を推奨する「『わたし、定時で帰ります。』プロジェクト」がスタート。プロジェクトでは働き方に対する意識調査や「ホワイト退社デー」と名づけられたキャンペーンを実施し、今の働き方を見直すように問いかけている。「現代の労働問題の縮図みたいな小説」「こんなにブラックな環境で定時退社できる結衣が羨ましい」「社会がこんな風に変わってくれれば… と思わずにはいられなくなる」と働く…

2019/1/29

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わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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さてさて

主人公の結衣がこだわる『定時に帰る』という本来当たり前のことに光を当てていくこの作品。『会社は仕事ができるようになりたいと思う奴ばかりじゃない』という中に『他の人を、定時に帰すって、難しいね』と人を管理する視点からも問題を見ていくこの作品。『真に恐ろしいのは敵にあらず。無能な上司なり』という他の”お仕事小説”には見られない視点も描かれるこの作品。簡単な言葉なのに、なかなか口にすること自体憚られる「わたし、定時で帰ります。」という言葉。この書名に心が動かされたあなたにこそ是非手にしていただきたい作品でした。

2022/12/17

W-G

今さらドラマを見て、面白かったので小説も購入。タイトルからの先入観で、仕事を頑張らない系主人公なのかとずっと思い込んでいたのに、かなり熱い人格だった。ドラマの配役は石黒だけかなり微妙だったように思えたが、他は良い。賤ケ岳さんの内田有紀もかなり改変されていたけれども、アレはアレで原作ファンから受け入れられそう。種田役の向井理が特にはまっていた。育ちの良いエリートっぽい役柄をやらせると向井理は最強。この種田の存在が結衣の定時帰り理論のアジャスターになっている点だけは上手くオチをつけることが出来なかったか。

2023/09/27

mae.dat

帰子さんは、本書を著するためにペンネーム決めましたのですかね?最初、同僚の皆さんにイライラさせられますねぇ。泥舟プロジェクトに前のめりの皆さん、どれだけ鍛えられているのよ。と。最後の方は時間にも追われてヒリヒリするねぇ。ストーリー展開もさる事ながら、各キャラが良いのね〜。同僚の皆さんも。遠目に見ている分には。そんな中、何気に大車輪の活躍、中国料理店上海飯店の王丹にMVPをあげたいけど、1票差で石黒氏かなぁ。結衣さんとのやり取りが面白いし。いや、MVPは石黒氏の奥さんか。会話でしか登場していないけど。

2022/01/05

Yunemo

表紙と違ってかなりの現実感が、また組織論のイロハが、記されて。世の中、この4月から働き方改革関連法案が施行されて、残業の上限規制、有休の5日間取得、でも制度・規制が整備されても意味ないですね。現場の末端で、今までと違ってどう働けばいいのか、少なくとも今までと同じ生産性を維持しながら。これって簡単じゃないですよね。また会社に居場所を見つけるためにダラダラした長時間勤務をしてる社員っていますもんね。登場人物のキャラ、まさにそのままどの会社にも。難しいけど原理原則に立ち戻って、新たな組織、職務手順の確立が急務。

2019/04/21

どんふぁん

2019年4月21日読了。なかなか爽快。定時で帰るなんていつも目指していることだから、何かそれを達成するためのコツを教えてくれるのかと思ってたら、違う方だった。定時で帰る派と残業する派の戦いだった。そこから、どんどん話が社内のいざこざがメインになっていって、最終的には主人公があーんなことになるとは。ほう。もっと定時で帰る意味を書いて欲しかったなぁ。この内容だったら、残業することが美徳で終わりはしないかと思う。シリーズ次作が出てるので、急いで買いたいと思います。

2019/04/21

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