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こころ (新潮文庫)

こころ (新潮文庫)

こころ (新潮文庫)

作家
夏目漱石
出版社
新潮社
発売日
2004-03
ISBN
9784101010137
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あらすじ

鎌倉の海岸で、学生だった私は一人の男性と出会った。不思議な魅力を持つその人は、“先生”と呼んで慕う私になかなか心を開いてくれず、謎のような言葉で惑わせる。やがてある日、私のもとに分厚い手紙が届いたとき、先生はもはやこの世の人ではなかった。遺された手紙から明らかになる先生の人生の悲劇――それは親友とともに一人の女性に恋をしたときから始まったのだった。

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 日本近代文学の巨峰として、今なお高い人気を誇る夏目漱石。日本人の私たちが文学の世界に浸るためには、彼が外せないことは言うまでもない。高校生の頃、教科書に抜粋された『こころ』の一部を読んだという方も多いことだろう。その一部にとどまらず全文を読んでみると、より一層作品の世界を楽しめる。

 近代文学にお堅い印象を持つ方も、漱石を読んでいくうちにその印象は少しずつ変わってくることだろう。漱石の作品は鋭い風刺やユーモアに溢れ、また彼自身の人となりもふんだんに滲み出ている。学生時代に頭を抱えながら読んだという人も、大人になった今になって読み返してみると、新たな発見に心躍らされること間違いなしだ。本稿ではそんな夏目漱石の不朽の名作を5選、ご紹介したい。

■人に裏切られることの地獄。人を裏切ることの地獄。―『こころ』

『こころ』(夏目漱石/新潮文庫)

 人間のエゴは、時として親友をも裏切り、また自身も裏切られる。主人公の少年が「先生」と彼の亡き友「K」の過去を知るというストーリーで、死に至る人間の心の過程を主題とした不朽の名作。

あらすじはこちら

■猫目線の風刺とユー…

2018/9/16

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【1分間で名作】夏目漱石『こころ』——罪の意識に苛まれ続けた男の末路とは…

『こころ (新潮文庫)』(夏目漱石/新潮社)

 少年が鎌倉の海岸で出会った男性は、いつもどこか寂しげだった。少年は、その男性のことを「先生」と呼ぶようになる。父親の見舞いで故郷に帰省していた少年は、先生から届いた自殺を思わせる手紙を抱えて東京行きの汽車に乗り込む。

 その手紙には、先生の悲しい過去の告白が綴られていた。信頼していた人間に裏切られたことで体験した地獄。そして自分も親友を裏切ってしまったこと。先生は学生時代、下宿の主である未亡人のお嬢さん(後の先生の奥さん)に、ひそかに恋心を抱いていた。

 しかしある日、先生の親友であり同居人のKが先生に対して、「お嬢さんに恋をしている」と告白する。先生はそんな純粋無垢なKに対して「精神的に向上心のない者は馬鹿だ」という一言を浴びせ、裏で未亡人にお嬢さんとの結婚を請い、許諾される。気まずさを覚え、先生はKにこのことを言えないでいた。そして先生より先に未亡人の口から先生とお嬢さんの結婚を知らされたKは自殺。

 Kを裏切り、失望させ、自殺へ導いたという自責の念は、最終的に先生本人を死へと誘う。カルマに縛り殺…

2018/4/25

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こころ (新潮文庫) / 感想・レビュー

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読まず嫌いしてたのを後悔しています。夏目漱石すごい、こんなの書いてたなんて、流石お札になるだけの方だなあと思いました。上・中と、下でまったく違う本が出来そう。全部先生の視点で進んでいくので、Kの思いや奥さん・お嬢さんの気持ちは描かれていないけどそれぞれの立場から書くと違う話ができそう。そして、登場人物は皆、あの「叔父さん」になっていると思います。 私には、先生のやったことはすべて叔父さんのしうちにつながっていると思います。

2014/10/25

酔拳

再読です。年末に読みたくなり、てにとりました。自分は果たして倫理的に正しく生きているのか?振り返るのに、いい作品です。 人はどんな人でも、ここというときに、倫理に反したことをしてしまう。先生が叔父さんに裏切られた事、先生がKの気持ちを知りながら、Kをだしぬいてしまったこと等。倫理観・エゴイズムとは何か?を考えさせられます。私も、日々の自分と照らし合わせながら、自分は果たして、倫理的に生きているかどうか?反省することができました。

2019/01/02

めろんラブ 

「もっと早く死ぬべきだのに何故今まで生きていたのだろう」。明治の終わり、精神性の変化を余儀なくされた時代に殉死を選んだ男たち。どうしようもなく明治の男であることと、自らの欲望に正直であることの矛盾に引き裂かれ、生ける屍となった姿が痛ましい。個人的「男目線小説ランキング」では常に上位をキープしている作品。果たして御嬢さんは、先生が信じるような一点の曇りもない無垢な乙女だったのか、汚れちまっている私としては大いに疑問。漱石センセイにそこんところ是非訊いてみたい。

2009/11/09

まつ子

★★★★★ 自分の中では死ぬまで絶対に忘れないであろう本。 これに対するアンサーとして、武者小路実篤の「友情」があると思う。

2018/01/10

mitei

色々複雑な人間関係を明治に描いていて衝撃的だった。Kと私の関係がどっちも不幸だなぁ。

2010/01/28

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