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月日の残像 (新潮文庫)

月日の残像 (新潮文庫)

月日の残像 (新潮文庫)

作家
山田太一
出版社
新潮社
発売日
2016-05-28
ISBN
9784101018270
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ジャンル

月日の残像 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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もりくに

テレビが今より少しは「まし」だった3~40年前、山田太一さんや倉本聰さんや市川森一さんが力作を発表していた。私は山田さんが一番しっくり。この本は彼が70代、季刊誌に連載したエッセイの全て。「月日の残像」というタイトルは、過去だけはたっぷりある歳になったという意。「映画の周りで」は、叔母さんと 二度見した映画の話。「はじめ見た時よりもずっと良かった」という彼に、「嘘よね。見た映画をまた見るなんて。そんな人はいないわよね。嘘よね。」。一度見たから見ない人と、何遍でも見る人と。私は何遍派。本もそうしたいのだが

2022/05/24

こばまり

静かで慎重なのにドキリとするようなことが書いてあり、もったいなくて毎朝ちびちびと頁をめくった。読みたい本も増えてしまい、それが悉く今更ながらの名著で「おまえの読書には背骨がない」と父の呆れ顔を否応なしに思い出す。

2021/01/31

ぶうたん

滋味あふれるエッセイ集。著者が木下恵介の助監督をしていた頃のことも取り上げられており、その後の脚本家としてのことも併せて、映画やドラマに関連した挿話が多いように思う。さまざまな人物が登場する中では、著者が寺山修司の知己とは知らなかったので、扱われるのは一編だけだが印象深い。テレビドラマだとなかなか難しいものがあるが、著者の過去の映像作品にも触れてみたいと思った。

2022/05/08

nnnともろー

数年前のエッセイ集。内容は多岐にわたる。この方の小説も読みたくなった。

2018/02/05

まーちゃんごめんね

一日一編と決めて読んでいた。なぜなら面白すぎるから。本当にページをめくるのがもったいなかった。一つひとつの話の密度が高すぎる。 すきなセリフがある。 「それでも、たぶん死ぬまで刻々の幸せのために本を読み続けてしまうことだろう」。読書の意味を的確に表現している気がする。

2019/10/19

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