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生きるとか死ぬとか父親とか (新潮文庫)

生きるとか死ぬとか父親とか (新潮文庫)

生きるとか死ぬとか父親とか (新潮文庫)

作家
ジェーン・スー
出版社
新潮社
発売日
2021-02-27
ISBN
9784101025414
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ジャンル

生きるとか死ぬとか父親とか (新潮文庫) / 感想・レビュー

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そら

著者のことは"聞いたことがある"程度の認識しかなかったがとてもユニークなエッセイだった。24歳で母親を亡くし、商売をしていた父親は多額の借金を抱え、想い出も大切な実家も失くしてしまう。笑えない話なのに、スーさんが描く過去や日常はとてもユニークで、きっとこの父親も憎めない存在なのだろう。家族だからこそ逃げられず許せないこともあるだろうが、家族だからこそ途切れない縁もある。チャーミングに娘に請求書を渡したり、何かをねだったりする70代のお父さん、読んでいてほっこりしました。お母さんの切なさは心に残りましたが。

2021/09/03

ヒロキ

母を亡くした父と娘の親子関係を赤裸々に綴ったエッセイ。 家族だからといって全てを知ってるわけではないし、ひょっとしたら全てを知らない方が楽に生きられるのかもしれない。 でも後悔しないために娘は父と向き合う。 父に振り回されながら、縁を切りたくても簡単には切れない関係を付かず離れずでなんとか乗り切ってるように思えた。 愛らしさと憎らしさが、良い距離感に感じた。 死してなお、母の力の大きさが分かる。

2021/05/04

活字スキー

以前読んだ『貴様いつまで~』がかなり好感触だったスーさんの新刊を読メで見かけ、相変わらず飾り気の無い、それでいてなんとなく近しさを感じるタイトルなので読んでみる。母上を早くに亡くされ、大層厄介な父上との関係に難儀されてきたとは知らなかった。なんだかんだ言って、宵越しの金にあくせくするより、義理と人情の繋がりを優先するスーさんも父上もいわゆる江戸っ子気質なんだろう。

2021/04/21

cao-rin

親子に限らず、人間関係は距離感が重要だと改めて思う。お互いがお互いの価値観にはめようとするし、期待を裏切られれば腹も立つ。縁を切りたいとすら思ったらしいが、スーさんもお父様も絶妙な距離感を保っているのが素晴らしい。距離感を間違えると人間関係は破綻する。文章からは父親への憎まれ口も多く見られるけど、それでも尚愛を感じる。それこそ愛憎というところか。懐の深い方なんだと思う。自分自身の親との関係を思った時、私はやはり彼女のようには振る舞えない。自分が年老いた時、息子達とこんな距離感でいたいなとも思う。

2021/04/18

緋莢

テレビ東京で4月から放送開始されたドラマが面白かったので、原作本を手に取ってみました。自身が貰っている年金より1万円ほど多い家賃の場所に引っ越したいと言ってきた 父に、援助する代わりに「君のことを書くよ」と告げます。父親のことと同時に、二十年前に亡くなった母親について、父の口から語られる、著者の知らない姿についても書かれています。ドラマを観た影響で、特に父親については國村準のイメージが強く(続く

2021/07/09

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