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蝶々の纏足・風葬の教室 (新潮文庫)

蝶々の纏足・風葬の教室 (新潮文庫)

蝶々の纏足・風葬の教室 (新潮文庫)

作家
山田詠美
出版社
新潮社
発売日
1997-02-28
ISBN
9784101036182
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蝶々の纏足・風葬の教室 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

この2作品は互いに補完し合うような位置にある。そして、どちらもそのタイトルのネーミングが素晴らしい。文学作品はかくありたいと思うくらいに。もちろん、「雪沼とその周辺」のように、一切の奇を衒うことのないタイトルにも、それはそれとしての魅力はある。しかし、やはりここでの山田詠美のセンスには脱帽だ。2つの物語はいずれも少女を主人公に、早熟であるが故の異和を描く。そこからの脱却のあり方は違うものの、失われた少女時代の郷愁をも漂わせる。もはや子供ではないが、大人でもない、山田詠美による絶妙のジュブナイル小説。

2013/03/29

優希

少女から女へと移り行く思春期の感性が独特の雰囲気で描かれていました。いかにも女子特有の世界がある中で、主人公の少女たちはドライにその世界を見ているような感じがしました。豊かな感受性と冷静な語り口が、妖艶で官能的です。言葉にできない感覚を鋭い言葉で表現しているのが身体と心に刺さるようでした。

2015/11/02

ゆか

蝶々の纏足は、女性ならではのお話。片方が片方を引き立て役となり、離れたいのに離れられない。どちらも相手に依存状態。女子校育ちの私もこういうペアは多く見てきた分、すんなりと物語に入り込めた。子供とは言え、女性心理をついている。そして2話目の風葬の教室も子供とは思えないほど、女性の嫌らしさ満開の作品。山田詠美作品の中では今のところ一番好き。にしても、こんな年齢から女なんですね〜(^_^;)

2015/11/05

ななつ

何ものにも付属していない人間の芯。教室の行きどころのない嫌悪。その後は?痒さというのは妄想です。私は息をしていたいと思った。私は生きなければならない。

2015/11/03

佐島楓@勉強中

女性はどんなに幼くとも女性であるということを、山田さんは読者に見せつける。たいていの女性は覚えがあるであろう感覚。著者と読者が共犯関係にある小説って、理想的だ。

2015/01/27

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